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2007/09/20(木) プロ
 世の中にはそれぞれの分野でプロといわれる人たちがいる。自分の趣味の分野で言うと、プロの陶芸家、プロカメラマン。プロギタリスト、プロミュ−ジシャンなどなど。
 さて、プロというとなんだかかっこいい響きがあるが、日本語に訳してみると「職人」である。職人という言い方をするとなんだかあまりかっこよくない(笑)。しかし、これが現実であり、本来プロは地味でかっこ悪いものだと思う。
 たとえば最近は下水道の普及で少なくなったが、糞尿汲み取り業者の人達もプロである。(決して卑下して言っているのではない、むしろその逆)この人達の仕事は実にきれいである。まねをしてみろといわれてもまずできないだろう。
 どんな人でも職業ついている人は、すべからくその道のプロである。それで生活をしているのだから。そして共通している真理は、厳しいものであるということ。その厳しさを半分以上は慣れでカバ−しているのではないだろうか。

 ギタ−を弾いていて時々考えるのは、どうしたらうまくなれるのかなぁと言うこと。もちろん練習しかないのだが、この練習へと駆り立てるエネルギ−を持ち続けるにはどうすればいいのかということ、などなど。
 そこでふと思いつく、ギタ−がうまくなるそのエネルギ−の元は3つなんじゃないかと。ひとつはお金。これはまぁプロなら当たり前で説明する必要もないだろう。もうひとつが情熱。ギタ−でいえば、この曲を弾きたいと思う熱意、どれだけその曲にほれ込むか・・これは異性に対する気持ちに似ている。これを自分のものにしたいと言う気持ち。若いときにはこれが一番大きいだろう。
 そしてもうひとつは、少し屈折しているが意地である。あいつには負けたくないとか、周りを見返してやりたいとかいう、あの意地である。この3つが備わっている人はもしかしたら何の世界でもプロになれるんじゃないだろうか。

 若いときは誰でも時間という可能性を平等に持っている。だから情熱だけで結構突き進んでいける。しかし、年齢も30歳近くなると、今度はお金が伴わなくてはいけない。所帯を持つとお金が必要になる。だから夢を大半の人はあきらめざるをえない。
 そしてもうひとつ、意地。こいつは非常に強いエネルギ−だと思う。この意地というものを持っている人が最近はあまりないのではないだろうか。人生で成功した人達の自叙伝的なものを読むと必ずこれがある。

 趣味と言うと非常に甘い部分もあるが、世の中には本業とは別に趣味の分野でも専門家顔負けの人達がたくさんいる。これが自分の理想とする人間像である。本業をこなしながらも、趣味の分野(つまり収入に左右されないもの)でも、すごい業績を残す人。こんな人になれたらいいなぁといつも思っている。


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