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2008/01/12(土) 將東遊題壁
將東遊題壁 釈月性

男児立志出郷関  男児志を立て郷関を出ず
学若無成不復還  学もし成るなくんば復還らず
埋骨何期墳墓地  骨を埋づむる何ぞ期せん墳墓の地
人間到処有青山  人間到るところ青山あり

 この詩は自分が東京に行くとき手帳にメモしておいたものである。ひょんなことから田舎に戻り家を継ぐことになったが、もともと自分は次男であり、子供のときからこの家を出るものだと決めていた。だからこの詩の通り自分のお墓はどこになるかわからないし、ふるさとは遠くにありて思うもの・・であった。
 今この詩をふと思い出しネットで調べてみた。当時は何でも手帳にメモして持ち歩いていたものである。もちろん当時のシステム手帳は無くしてしまったが、とにかく気にいった文章や詩や俳句、短歌などを順不同で殴り書きしていた。あの頃から数十年、今田舎にいて思うことは、やはり夢は若いときだということである。この手帳を持ち歩いていた当時24歳、時間というものが無限に思えた。有限と思っていてもやはり無限だったのだ。そして今思う、人の一生とはなんて短いものだろうと。
 今の自分は内省に動いている。外に自分の感情は向けない。良寛のように田舎の中で没することができたらそれはまたそれでなんてすばらしいだろうと。田舎暮らしというとまるでよそ者のようだが、一度外に出た身は、逆に田舎というものは新鮮に感じてしまう。だから趣味が多いといわれるが、とにかく何でもやってみたいという思いが強い。そのために田舎に帰ってきたのだからと。
 今年は何をしようかと考えている。そろそろ百姓を楽しむ時期かなと思っている。車も軽トラックに変えて、田舎の百姓の親父になるのも悪くないなぁと思う。自給自足は田舎ぐらしのある意味基本だからだ。しかし・・お金を稼ぐのはまた別の問題。いわゆる格差社会、田舎は経済を圧迫されてくるだろう。自分だけは・・・と言うわけには行かない。みんな同じアナのムジナ。ひとりがコケレバみんなコケル。田舎にはそういうところがある。助け合うことも田舎ではすごく大切なこと。今年の抱負はまぁこんなところか・・・。


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