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2008/02/15(金)
坂崎幸之助
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坂崎幸之助がNHKで「坂崎写真館」を今夜やるというのでじっくりと見た。出演は、泉谷しげる、赤い鳥の山本潤子、尾崎亜美、加藤和彦の面々。泉谷が本音を言いまくりで実に楽しかった。んで、今検索をかけたら、恐ろしいことにもうYou Tubeの乗っかっちゃっている。どうなっているんだ、この世界、いや、ありがたいことである(笑)。
http://jp.youtube.com/watch?v=P19bVXwIU4U
http://jp.youtube.com/watch?v=trdNZtBpavQ
http://jp.youtube.com/watch?v=IcdwVq0xpd0&feature=related
この坂崎という男、趣味が音楽なのはもちろん職業なのだが、他に中古カメラオタクでもある。非常にそういう点では自分とそっくりである。自分のギタ−の腕は似ても似つかないが(笑)、同年代でもあり、自分の一番尊敬かつ大好きな人間像に一番近い。 それにしてもこの人はすごい。何の曲でもそつなくこなしジャンルを問わない。尾崎亜美だったが番組の中でそう言ったら、泉谷が「自分というものがねぇんだろう」と突っ込みをいれた。これには大笑い。 番組のコメントの中でやはり泉谷が「今の若者はある意味、かわいそうである、何でも道具は揃っているし、たいていのことは今までの人達がやっちゃっているからねぇ・・」と言った。これには自分も妙に納得してしまった。たしかにそうである。我々の年代は時代の音楽とともに成長してきた。フォ−クからロックまでその時代に合わせて変化することが出来た。しかし、今見るとジャンルと言うものが存在しない。あるのはPOPSと演歌だけである。機材も何でも我々の頃より安価で手に入れることが出来る。しかし、安価な楽器は中国製なのはまだいいにしても、エフェクタ−からPA関係などは我々の年代が時代とともに必要に迫られて作ってきたものなのだ。 もっと分かりやすく言えば、小さな子供からおもちゃを作る事を奪ってしまったもようなもの。何でもお金を出せば手に入るし、また買ってもらえる時代である。作る喜びや新鮮な驚きがなくなってしまっているのだと思う。息子が安いエレキを購入して、それを改造しているのもそういう表れだと思う。人間は与えられるだけでは面白くないのだ。求めて、そしてそこに苦労があってこそ本当の喜びがあるのだと思う。まぁ自分がジャンカメラやジャンクギタ−を買っていじっているのも、そういうことなのだと思う。 ひさしぶりに昔のミュ−ジシャン達とTVで知り合えて楽しい夜だった。民放もじゃんじゃんこういうのやってくれないかなぁ・・・視聴率の鬼じゃ無理か(笑)。NHK、受信料を払う価値がたしかにあるんだよなぁ・・・。
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