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2008/02/24(日) ※ ※ 米 コメ こめ
 コメの作りすぎはもったいないというポスタ−が東北地方で作られた。これに東北6件の農家が猛反発というニュ−スを見る。
消費者からみればコメは安いにこしたことはない。生産者も安くしたい。しかし生産コストは物価の上昇と比例していく。東北地方、ひとめぼれという品種は一俵一万円。10aあたり8万円。1ha作付けして80万円。とても生きていけないだろう。
 若者の農業就労者不足とか後継者不足とかいうが、これじゃあたりまえである。憤りというより情けなさを感じてしまうのは自分だけではないだろう。
 具体的に我が家の例を示そう。我が家は約35aの作付け。まず苗の購入に一枚900円これを100枚購入、苗の支払代金9万円。稲刈りの委託費15万円。ふたつの合計だけで24万円。一俵一万円で計算すると35aで28万円にしかならない。差し引きで4万円しか残らない。一年間コメ作りをして4万円にしかならないのだ。こんなバカなことがまかり通るのが日本の農政である。そうかといって苗作りや稲刈りの農機具を購入するともっとコストがかかるわけで、どうにもならない。
 今後世界的な食糧危機に陥ったとき、日本の食糧自給率35%がどういうことになるのかを考えなくてはならない。そのときになってあわてても急にコメは作れないのだ。小麦の価格が上がっているし、この小麦とて100%輸入なのだ。日本の農政がそういう結果をまねいたのである。アメリカのいいなり行政に警告を発したいと思う。

PDFポスタ−
http://www.maff.go.jp/tohoku/press/syokuryou/keikaku/pdf/080213-01.pdf


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