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2008/06/22(日) 休日
 昨夜遅くまでバンド活動をしていたのだが、不思議と早く目覚める。非常に爽快である。昨夜のバンドは実に楽しかった。飲んだので車を秘密基地スタジオにおいてきたので、いの一番に取りにいく。その後庭の手入れ。朝顔のつるのための整備。鉢の植え替えなどをする。そして草むしり。
 草むしりをしながら昔の事をいろいろと考える。そして、今ここにいる自分があの頃の延長線にあることを不思議に思うのだ。デラシネのごとく彷徨っていた頃、未来というものが見えずに苦しんでいたあの頃、そしてある女性の自殺。23歳から27歳の頃、になるか。ギタ−や音楽とも縁がなく、まさに灰色の世界。それから東京での汚い路地裏のアパ−ト生活。バイトと学校の往復だけで過ごした東京での生活に色づくものはあまりない。
 ヤクザのヒモにくっかれて抜け出せなくなっていた女が自分のアパ−トに転がり込んで来た事など、田舎ではあまりできない経験もした。隣の部屋は借金取りに脅されて、アパ−トの部屋のドアの前にはいつもいやがらせのビラが貼られていたことなど・・・どちらかというと東京の裏の世界ばかり見せ付けられていた。
 夜のバイトだったので、たまには屋台で飲むこともあった。東北出身の屋台の親父たちにはいつも励まされた。新潟は東北ではないのだが、彼らから見ればどちらでもいい。同じことだったのだと思う。
 その頃自分はおばさんキラ−というアダナが付けられていた。年上の女性にもてたのだ。いや、もてたのではない、かわいがられていたというべきか。なぜかそうだった。仕事の終わる時間が彼女たちと一緒だったこともある。つまり彼女たちは夜の世界の女。芸者くずれやコンパニオン、はたまた一晩いくらという女たち。その頃、彼女たちからは「ぼうや」と呼ばれていた。よくいろいろとおごってもらった。今でこそ腹の出たメタポ直前の親父だが、あの頃はまぁまだ普通だった(笑)。
 そんな生活の中で不思議と印象に残っているのが、アパ−トの脇の、朝しか日の当たらない石垣の下で咲いていたどくだみの花である。今草むしりをしていて、どうしてそんな昔の事を思い出すのかと思ったらどうやらどくだみが原因みたいである。どくだみが庭の端に進出してきているのだ(笑)。
 夕方から激しい夕立。地元のホ−ムセンタ−に朝顔のつるのためのナイロンのヒモを買いに行ったら、優美子歌姫と会う。今夜はビ−ルがうまいよと冗談を飛ばしながら挨拶をする。一雨来る前にはずいぶん蒸した。拓郎の「夕立」という唄を思い出した。
そんな一日。たしかに夜のビ−ルいや、発泡酒は旨かった。で、今はウィスキ−のロック。あ゛〜、腹がでるわけだ(笑)。


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