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2005/10/31(月) 転んで飛んで、それでも走り続ける君の姿は美しい
今日は文化祭の準備ということで学校が休みだった。

昼も過ぎると毎週楽しみの週刊誌も読んでしまい、僕は暇を持て余していた。

携帯を手に取り、手当たり次第にメールを散布する。





あすかが家に来た。

やることは特に無い。

マリオカートに楽しさを見出すことにした2人。

その前にナベヒコにコンタクトを取る。



「睡眠時間が足りないから嫌」



あいつとは距離を置くことを心に誓う僕ら。





気を取り直して。

本ゲームでは2人1組でレースをすることになる。

前は運転、後ろはアイテム使用、走行軌道修正、ライバルの

殴打 、etc…

基本はコースごとに前後交代していて、その結果見事全16コースで1位を独占することに成功した。

さて今回はただ漫然にゲームするだけでは飽き足らず、各々のスキルアップを図ってみた。

あすかはドライバーとしての限界、すなわち1秒でも早く走るテクニックを、僕は走行状態の補完をそれぞれ試みる。

努力の甲斐あってか僕らはそれなりの成果を見せる。

・ベストタイム達成

・絶妙コーナリング多数

・「碧の想い」命中率大幅上昇

・「朱の想い」相殺成功率上昇

・「朱の想い」完全回避成功





…そしてあすかが個人戦にて秘技を魅せる。





・「蒼の想い」完全回避





…(マリオカート)やってない人にはなにがなんだか分からない

日記になって申し訳ない。

まぁ、宣伝してないから見てくれてるヒトは限られてるんです

が…


専門用語多いんで一応説明しておきます。


「碧の想い」 … ミドリの甲羅。狙って当てるのはナカナカ難

         しい。後ろに放つ時は名前がサディスティッ

         ク・ポイポイに変わる。

「朱の想い」 … アカの甲羅。アイテム(主にB・兵器)が無い

         と回避は非常に困難。その場のテンションで

         名前がミギワ・サンに変わる。

「蒼の想い」 … アオのトゲゾー。後続車が1位を妬む心がカ

         タチを成し、牙を剥く。

         学会にて星の加護無しでの回避は不可能と言

         われていた。

「B・兵器」 … バナナ。B・兵器は総称、または上に投げて

         相手を空襲する際、そう呼ばれる。

         単に後ろに仕掛ける時はバイオレンス・ポイ

         ポイという。

         また、ほぼ猿人専用ではあるがビッグバン・

         ポイポイなる巨大サイズも存在する。

「星の加護」 … スター。たまにコース上に誰かが落とした物

         があるが、深追いし過ぎるとトンデモナイ目

         に遭う。

         落ちていてもB・兵器と見間違えやすいので

         パートナーの眼力が要求される。

2005/10/30(日) 太陽はおやすみの合図
10/29(土)

親友、あすかがこの世に生を授かった日。

少年は祝う、忘れかけていた親友の記念日を

少年は歌う、彼の歌に魂を込めた

少年は語る、北の大地への憧れを

少年は眠る、眩しい太陽に抱かれて

…そんな感じの日だったと思います。

2005/10/28(金) ある日少年は魔女に出会った
その日は朝から雨だった。

雨の日はどうも気分が乗らない。

いつもなら参加しているサークルも、活動が

野外であるため今日はOFFなんだとか。

僕は午前中の授業を参加するだけという意識でやってのけ、

こういう日は何もいい事が無いと決め付け、早急に家路につく。





秋を跨いだ冬のような寒さが肌を刺激する。

息が白くなる気がした。

湿気の引き起こす寒さから逃げるように電車へ飛び込む。

車内は電灯が弱っているのか薄暗く、人も朝ほど多くない。

目を閉じて意識を耳元の音楽に集中させる。

そこには自分の選んだ、自分の好きな世界しか存在しないから。





10分ほど経った頃だろうか、車内の空気が変わった気がした。

例えるなら魔女、いや魔女そのものかもしれない老婆が

圧倒的な存在感を携え乗車してきた。

甲高い、調子の狂う声で魔女は誰とは無しに訪ねる。





「この電車は○○駅に止まりますカ?」




「この電車は○○駅に止まりますカ?」




「この電車は○○駅に止まりますカ?」





奇声を発し続ける魔女。

終に駅員が駆けつける。


「どうされましたか!?」


「この電車は○○駅に止まりますカ?」


(経路図を使って詳しく説明する駅員)

 ・

 ・

 ・

 ・

 ・

(長々とそして丁寧な説明が終わる)


「ワタシの行きたいエksjfdjiuhseiuhfuihejifhndjk…」


呪文。


こうして文章で伝えるには一番分かりやすい表現だが、

僕が耳にしたアレはおそらくソレを超越したモノだったと思う。





そうこうしているうちに降りる駅に着いた。

ただでさえ雨で気が滅入っている自分に、あの非日常な人物は刺激が強過ぎた。

僕は是また逃げるように下車をする。





帰りは母が車で迎えにくる手筈になっていた。

とはいえ駅前には停められる場所が無いので少し離れたところに来るよう頼んでおいた。





雨はまだ降り続いている。

気が付けば傘が無くなっていた。

魔女に気を取られて、車内に置いてきてしまったようだ。





そんな魔女に魅入られた少年の日記。

続く。


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