|
2006/09/20(水)
稲刈りや あぁ稲刈りや 稲刈りや
|
|
|
目覚めたら、晴天 稲刈り 折り返し
[総評]雨続きで稲刈りが出来ずに・・・ やっと晴天で、半分の作業が終われるという気持ちが現われています。w
稲刈りや あぁ稲刈りや 稲刈りや
[総評]稲刈りの辛さやエラさが現われ、ふと周囲を見渡すと・・・ どこの田んぼでも稲刈りしている風景を詠っています。
青空や 稲穂に映る 吾の影
[総評]コンバイン(稲刈り機)に乗りながら、影を見て俳句を詠む・・・ そんな素敵な作者の粋が見られます。w
新米を 初めに摘(つま)む 田の烏(からす)
[総評]やっとの稲刈りで取れた新米の落穂をカラスに食べられて、 恨めしく思う気持ちが、よく出ています。
やれ逃げろ 稲刈り機が来る いなご舞う
[総評]コンバインに乗っていると、痛いくらいに当ってくる・・・ そんなイナゴの姿を、うまく表現していますが、 イナゴを取って大トカゲを飼っている知人に売っているこもまでは、 表現できていませんでした。w
台風に 寄り添い耐える 稲穂かな
[総評]台風が過ぎ、様子を見に行って見ると・・・ 稲穂が寄り添って支え有っている姿が、 力を合わせて稲刈りする家族の姿とダブらせた作品です。
向かい風 後退りする 赤とんぼ
[総評]強い向かい風に向かって飛んでいる1匹の赤とんぼを、 ゆっくりとコンバインで追い抜いていく、そんな情景を詠んでいます。
烏(からす)去り 見上げる青空 鳶(とび)一羽
[総評]一斉にカラスが田んぼから飛び立ち、空を見上げると・・・ 青空高く一羽のトンビが飛んでいる、どこの社会も同じだと感じさせる作品です。
落ち穂取り 烏(からす)と競争 よーいドン
[総評]少しでも米を大切にしようと、落穂を拾いに行こうとすると・・・ カラスが飛んできた・・・あわてて走り出す楽しい情景をとらえています。
夕焼けや 落ち穂拾いを して見れぇ(ミレー)
[総評]夕方になり、落穂拾いをしている風景が、 名画のようだと詠っている・・・洒落た作品です。
実るほど 頭(こうべ)を垂れろと 稲穂言う
[総評]最近、自分勝手や生意気な人が多い中、 稲穂が作者に問い掛けてきた感じのする作品です。
田んぼして 忘れた頃に 筋肉痛
[総評]年を取ると、筋肉痛が遅れて出てくる・・・ そんな情けなさの感じられる作品です。
稲穂詠み あなたは どれが 気に入った? [総評]稲刈りの情景を詠んだ素敵な作者が・・・ どの詩が良かったか?と、ストレートに問いかけている作品です。
稲の詩(うた) あなたも答えは 五七五(ごぉひちご)
[総評]別に答えは俳句にしなくても良いと思うのだが・・・ できれば、楽しいかなァと、押し付けている作者の思いが感じられます。w
|
|
|