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2003/12/14(日)
女子高生
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いつものように実家に帰り、いつものように鍵でドアを開けて中に入った。いつものようにリビングに入るといつもと違う光景が目に飛び込んだ。女子高生がこたつに入って漫画を読んでいるのだ。しかもかなりかわいい女子高生だ。どうしようかと様子を伺っていると、挨拶されたのでとりあえず挨拶した。そして一度荷物を置きに部屋に行った。再びリビングに行くとやはり女子高生はいる。誰なんだろう。この日は母親は仕事で帰りが遅いため、家に女子高生と二人っきりという普段では考えられないすごい状況になっている。女子高生は依然漫画を読んでいるので、とりあえず用意されているご飯を食べる事にした。その間部屋は静寂に包まれていて、居たたまれなくなりテレビをつけて静寂を打ち消した。食べ終わってから、さすがにこの不可解な状況を打破するために彼女に話しかけた。数分後、全ての謎は解けた。彼女は母親の友達の子供で自分も一度会った事はあったのだ。会ったといってもかなり前の話で顔も正直覚えていなかった。彼女は東京の子で、小6か中1くらいの頃に家族で東京の彼女の家に遊びに行ってお世話になった事があった。十何年振りかだから分かるはずがない。彼女は現在高校3年生で、とある試験を受けにこっちにきていたのだった。子供の頃にちょった会ったくらいだから共通の話題もなく基本的には気まずい空気で時が過ぎるのを静かに待った。母親が帰ってくるちょっと前に、疲れていたのか彼女はこたつで転寝をしていてやっと微妙な状態から解放された。翌日は東京に戻るとの事で博多駅まで送ってあげた。彼女は今回のとある試験で難関を突破して二次までいったが、残念ながら落ちてしまった。来年の春先に再度試験を受けれるそうで、その時はリベンジしてほしいものだ。
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