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2004/03/01(月)
オスカー
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第76回アカデミー賞は『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』がノミネートされた作品賞、監督賞など11部門をすべて達成するという快挙を成し遂げた。『ベン・ハー』、『タイタニック』に並んで最多タイである。日本中で注目された『ラスト・サムライ』の渡辺謙は助演男優賞を逃してしまった。助演男優賞は『ミスティック・リバー』のティム・ロビンスが受賞した。また、外国語映画賞も『たそがれ清兵衡』は受賞を逃した。結局今回のアカデミー賞はシリーズ物では異例の好評価を受けた『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』一色の授賞式となった。渡辺謙は受賞こそならなかったが、ハリウッドにおける評価を得た事に変わりなく、ハリウッド次回作の出演も決まっている。バットマンシリーズ最新作に悪役として出演するのだ。前作の悪役はアーノルド・シュワルツネガーが演じていて、悪役といっても渡辺謙は大抜擢といえる。話をアカデミー賞に戻すが、そもそもアカデミー賞とは一体誰が決めるのかご存じだろうか。実はアカデミー賞は全米に約6000人いる映画関係者で構成されるアカデミー会員と呼ばれる人たちによって決められるのだ。つまり身内が身内を誉め讃えるという身内のお祭りである。身内のお祭りを全世界中が注目しているのだ。日本人で受賞したのはかなり前にナンシー梅木さんという女優さん以外誰も受賞していないので、できれば渡辺謙には受賞してほしかった。
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