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2004/07/15(木)
マダム
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佐賀のシロガネーゼ的なマダムたちに遭遇した。あるお店に入ったら、初めは店内に客は自分だけだった。しかし入ってからすぐ店外から騒々しい声が近づいてきて、気が付けば背後が騒々しくなっていた。軽く振り返ると、いかにもマダム的な匂いがプンプンする奥様たちが4人もいた。凝視するわけにもいかず、ちらっと見ただけなんだけど、完全にシロガネーゼを意識しているような出立ちに、お上品ぶっている言葉遣いでいかにもお金持ちって感じのマダムたちだった。ちなみにお昼に食べる物を物色していたんだけど、店内はそのマダムたちの会話でうるさいし、とにかく店内が異様な空気に包まれて、その場に居たたまれなくて仕方がなかった。別に話し掛けられるわけではないんだけど、こっちが見ている物を、あら奥様ぁこんなのもありますわよ的な感じでしゃべられて、マダムたちの視線が自分の背中を貫通してそれに向けられて非常に息苦しい。さらに早く店から出たくて買おうとすると、支払いはこっちが先だったのに無理矢理割り込まれて横取りというか強奪されて、なぜかこっちが待つはめに。しかもあとでやればいいのに、3つと1つに支払いを分けさせたり、そのまま店員が3つと1つで袋に入れたのを後から出させて全部一緒にさせたりと時間をかける始末。苦笑しながら待つ事数分。ようやくこっちの番になり、支払いを終えて店から出れた。きっとマダムたちは何の苦労もせずに、旦那さんの稼いだお金で買った高級車にでも乗ってるんだろうなと思って見てみると目を疑う光景がそこにあった。昔ながらのぼろい軽に4人全員が一生懸命乗り込もうとしている。しかもその車は小さくて2ドアのため、かなり苦労しながら。なんだか逆にがっかりしてしまった。こっちは1人で身軽なんで、エセマダムたちを尻目に颯爽と車を先に出した。よくよく考えたら小僧寿司にシロガネーゼ的マダムが来るわけないか。車を走らせながら綺麗な雲がいっぱい広がる空を見て、空ってほんとおっきいなぁって思った。
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