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2004/08/03(火)
ある花火大会の思ひ出
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夏といえばやはり花火だろう。まさに夏の風物詩の1つであり、ほんとに綺麗だ。隣の浴衣姿にも酔いしれる。テキ屋の焼き鳥もおいしい。つまりはかなり楽しい。そう、花火大会が終わるまでは。車は路駐していた。みんなしてたからいけないと思いつつも路駐していた。花火のビューポイントまでは一本道なはずだった。しかし土地勘は皆無な場所だ。いざ帰ろうと歩くと、歩いても歩いても車は見えない。絶対あると思っていたのに。行きすぎたと引き返しても車はない。すでに有り得ない距離を歩き回ってクタクタだ。おかしい、あるはずなのに。もしかしたらレッカー移動されたのか。いや盗難されたのかもしれない。そんな不安が頭をよぎる。そこで警察に電話するも相手にしてもらえない。交番に届けてくれなんて悠長な事をおっしゃっている。いやいや、土地勘ないから交番もどこあるか分からないよ。歩き疲れてタクシーで捜索する事に決定。しかしまたもやうまくいかない。乗車拒否なんて初めてだよ。この不景気にそんな余裕でいいのかと目を疑った。それでも何とか数台目で捕まえてようやく捜索再開。事情をすべて話してみると、さすがプロドライバーだ。大体の見当がついたらしく、その辺りへ行ってもらった。数分後、我が子は一人ぼっちで寂しそうに待っていた。ようやく長くつらい時間は終わりを告げ、歓喜の瞬間が訪れた。もちろんおつりはいりません。ほんとにありがとう。まさかこんな目にあうなんて思いもしなかったが、無事に車を発見できて一安心。もうこんな経験はいやなんでここに来る事もないだろう。精神的にも肉体的にもつらい思いをしたが、こりゃずっと忘れられない思ひ出になるかも。ほんとあそこはラビリンスだった。
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