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2005/09/09(金)
フライ・鯖・フライ
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遂にやってまいりました9・9。初日です。 シアトルマリナーズのイチローを例にあげるまでもなく、 近代野球において「一番バッター」の重要性はもはや誰もが認めるところ。 いや、野球ちゃうけど、初めが肝心てのは僕らにとっても当てはまるわけですよ! ましてやあたくしも2年半ぶりの舞台。しかも今までとはまったく違う役。 不安だ。とてつもなく不安である。オレは心配性?心配性!
しかして幕は開いてしまうもので。 そんなチキン野郎の心の枷を外してくれたのは意外な刺客でしたよ。 僕がジョーダン仕込みの3ポイントシュートを決めて楽屋へはけようとした時に、 なんか足元がヌルッとしたんです。滑らない床のはずなのに。 で、楽屋に戻ればみんなが何だか口々に 「鯖!」「味噌が!」「鯖が飛んだ!」とか言ってるんです。 みんな緊張で頭オカしくなっちゃったのかな?と思ってたんですが。
サバ味噌煮弁当。 今回の小道具として舞台上にあったわけですが。 何かの衝撃でヌルヌルの味噌にコーティングされたサバ君が ある朝店のおじさんと喧嘩してかどうかわかんないけど、大海原を求めて 弁当箱から舞台上へ「アイキャンフライ!」とダイブかましたわけで。 いやあ、舞台には魔物が棲んでいるといいますが、まさかサバとは…。 小山内健ちゃん(22)が機転を利かせて舞台を拭いてくれるファインプレーを 見せてくれたおかげで、ダンスシーンでズッコケるという大オチは 回避できたのですが。不謹慎ながらあれで吹っ切れましたわ。
さて、これはもう全公演終了後に書かせて頂いております。 終わって思うのはホント、どの回もお客さんが暖かかった! これはキャスト全員共通した感想だと思います。 本当、ものすごく助けていただいたと思っとります。 ご来場いただいた皆様、誠に有難うございました。 あとサバ君。ありがとう。君の命は無駄にはしないよ。
「MY次回公演への道」コーナー、もう、よっぽどの事がない限り 次回公演には関係のない遠藤の登板は今回で最後となります。 他メンツが書かないのをいいことに連ねた駄文にお付き合いいただいてあざーっした。 最後にこの日終演後のスミレちゃんの名言をもって、筆を置かせて頂きます。
「いや〜、舞台にミソがついちゃったね♪」
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