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2004/05/15(土)
はにかみ
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朝の中華街はけっこう好き。
ちょっと異国。
お隣さん同士、母国語で挨拶を交わす。
口調が、早いし強いしで
会うなり口論してるようだけど、
なんか つながりを感じて、あったかい。
最近は、そんな風情を修学旅行生が
断ち切って、歩いてる。
朝いれるコーヒーの香も感じられぬまま
開店から、「杏仁ソフトくださーい！」
のエンドレス…
ソフトクリーム百個以上グルグルしてた。
手がなんだかミルク臭い。
そうかと思うと
「あのぉ、トイレに虫が…」
と訴えてくる。
飛ぶ虫と、一人個室で格闘。
腕に止まった虫を、勢いで、せしめてしまい
微妙な雄叫び。
しかし、地方の中学生の
あの はにかんだ笑いとか
欲しい物を、はっきり言えない口篭った感じ
あれは、いつ頃からなくしてしまうモノなの？
昔、ひっこみじあんで口数が少ない私に、大人たちは
「大丈夫よ！大人になったら、ひっこんでなんかいらんないから」
ガハガハ笑って言ってたけど、
確かに そんなんじゃ生きてけないけど、
あの照れたり、言葉にならない感覚は
あんま忘れたくない。
あの一瞬の、どうしよう…には
いろんな言葉が詰まっている。
単純にとらえる大人より、もっと繊細に揺り動いてる。
まぁ 今のわしが 口ごもって
モゴモゴやってても、単なる言葉忘れちゃった
ボケ女なだけだけど。
ちょいと今日は、若い気分を思い出した。
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