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2004/09/29(水) 一喝
たまに姉に会う。
結婚して半年。
家にフラッと来ては、コテっと寝て、
ゴチャゴチャした細かい片づけを
パッパとして帰っていく。
我が家には、未だになくてはならない存在だ。

今日も、犬の散歩をしに来てくれた。
私は寝坊して家に居た。

一緒にコーヒーを飲む。
ほんの短い時間。
何を喋るでも、聞くでもない
たわいもない時間。
そんなんで、
シャンとしたりするから不思議だ。

よく、芝居の稽古で
ぐずぐずになる私を見て、
「そんなになるなら、やめちゃえば」
と姉はカツリ、一喝した。
姉は家では絶対に弱音を吐かない。
私は、弱音しか吐かないようなポンコツで、
見るにみかねて、
もぉ〜と、
いつも助けてくれた。

そんな姉が家からいなくなる
結婚式の前日は、大変だった。
私は本番直前で、式に出れなかったので
披露宴で読んでもらう手紙を書いた。
早く寝なけりゃいけないのに
全然、書けなくて困った。
いろんなことを、思い出せば思い出す程、
言葉は出ないで、涙ばっかり流れてくる。
アホみたいに夜中にビービー泣きながら
手紙を書いた、文字が滲んだ。
文もまとまらず、ぐちゃぐちゃだった。

あれから半年。
姉は相変わらず、朝起きれずに、
旦那さんに朝ご飯、作らせているらしいけど、
随分主婦らしくなってきて
時間が経った事を思い知らされる。

私の方は、相変わらず
ポンコツに磨きをかけているけれど、
それでも
アノ、ぐずぐず病になりかけたとしても、
なんとか
姉の一喝カツリ!を思い出し、
ムムムと自力で、立ち上がりたい。

2004/09/21(火) CM
オリックス生命のCMを8月末に撮影した。
どうやら先週からオンエアーされているらしい
のだが 私は、まだ出会えていない。
周りの友達に、あーだこーだ言われて
全く分からないのもシャクなので
しびれをきらして、
今、ホームページで 見てしまった。

いやいや。
数秒間の戦い!
のわりに、私の動きは相当ぬるい。
つるつるボー。
いつもの私。

これって、鶴田真由さんの友人に見えてるのかな?
料理教室編においては
「主婦でお願いしま〜す」とか言われ、
無理矢理、
皮の腕時計とブレスレットなんかして
主婦っぽさをアピールしたけど、
手際の悪さが、全く主婦ではなかったね。
「かけすて」クッキーを食べる時も
「高校時代からの友達だからね〜」
とか言われて、
「あらら?そうだったの?」
みたいな調子。

それでも、あのオーディションでもらった絵コンテが
こんな風になるなんて、
全く思い描けていませんでした。
やっぱり、何かを創る過程にいられるって
とっても嬉しい。

しっかし鶴田さんは、さすがのプロ!
私がライトあびて
汗だくになって
メイクさん、衣装さんに
いろんな心配をさせてるなか
まるっきり涼しい顔してニコニコしてた。
んーむ。
お酒の量、減らすトコから始めてみます。

(撮影の様子は8月30日の日記、知恵に書いてあります)

2004/09/19(日) あいつ
今日は
小さな汚いトイレットで、
あいつと私、ばったり遭遇。
黒光りながら、じっとしてた。

私は、むんずと
そばにあった「サンポール」を
容赦なく噴きかける。
突然
こちらにサササーッと小走るあいつ。
意味もなく早い
足増えてる?
捨て身だコイツ
・・・相当コワイ。
「ぎあぁぁー、うがぁ〜」
と腰は引けつつ、サンポール、サンポール、サンポ〜ル!
の一本やり!

交ぜるな危険の
サンポールまみれになって
益々 黒光る あいつは
「いた、うぎゃ、あちっ」と
のた打ち回って
便器にツルンッ、
・・・ひっくり返って
じたばた、じたばた・・・
自ら撃沈。あっけなかった。

その後、サンポールだらけの床を、
一生懸命拭く勝利者の姿、
これまた むなしい。

家に帰ると「竹炭豆」とかいう
テカテカ光った豆があった。
ちょっこり、あいつに似ている。
しかもその豆食べると、うんちが黒くなるんだと。
「気にしないで下さい」とか書いてある。
わたし、
またトイレで、あいつを思い出す事になるんだろうか。
うーむ・・・
侮れんなぁ、あいつめ。 

2004/09/17(金) 師匠 その2
私の師匠、千鶴子ばぁちゃんが
私の誕生日に病院に運ばれた。
姉が言うには、
おじいちゃんが亡くなる前の状態に似ていたらしい。
私は、ここ3日間、師匠に会い続けている。

1日目。
目がうつろ、右みたり左みたり落ち着きがない。
元気な頃、急に左を向くのは
「プン」とすねた時の師匠のクセだった。
今はいろんなモノに翻弄されてるみたい。
でも、おじいちゃんの話になると、
分かっているように頷く。

「あ〜ぁ、おもしろいぃぃ〜♪」
と急に歌い出すので、
「虫の声ぇぇ〜♪」
と続いてみる。
なぜか右手をパンパンはたく。
手が痛い。

2日目。
病室に入ろうとすると、
心電図の機械みたいなモノが入れられ
ベッドには、髪の毛が剃られ
相当細くなった、おばぁちゃんが。
踵をかえし、うつむいて、泣きそうになる。
1日でこんなに人間って変わってしまうものなの?
・・・ん
・・ちょっと細すぎ、る?
よくよく見ると全くの別人。

どうやら、部屋が変わったようだ。
フッと隣の部屋を見ると、ボリボリ足をかいてる師匠の姿が。
ぷっくりとしたいつもの顔に、泣きそうになる。
窓の空が見れるようになって、嬉しそう。

3日目。
病室に入ると血まみれの師匠が
二人がかりの看護婦に押さえられている。
どうやら、自力で点滴をひっこ抜いたよう。
包帯でグルグル巻きにされ、
取れないようにされていた。

今日は相当元気。
「歌おう」と、また例の
「あ〜ぁ、おもしろいぃ〜♪」
が始まった。虫の声〜と入ろうとすると、
「あっはっは!あっはっは!」と笑い出す。
「ん?」と思ってよくよく聞いてると、
「手を叩きましょ、タンタンタン、タンタンタン♪」
とバシバシ布団を叩いている。
そっちかぁ〜と思いつつ
でも、点滴引っこ抜き防止がされているため、
うまく叩けないよう。
私達は、一緒に小さく手を合わせ、
「あっはっは!あっはっは!
 あ〜ぁ、おもしろいぃぃ〜♪」
と病室で熱唱しました。

さすが師匠。
どんな時でも笑いを忘れない。
強いお方だぁ〜

2004/09/10(金) タクシー
女運転手のタクシーに乗った。
最初、ちょっと、なめられた。
「246から保土ヶ谷バイパスでいきますね。」
「あぁ、本当は左なんですけど
 こっち早道なんで右行きますね〜」
「……」
「あ…この辺り、わからないかぁ(笑)」
完全に、あっちペース。

女「で?駅からは?近いの?」
私「はぁ。」
 「じゃ、笹野台とかの近く?」
 「あぁ、笹野台商店街を過ぎたスグです。」
 「じゃ、焼き鳥屋あるとこだ」
完璧に把握されてる…
 「あそこの焼き鳥屋、息子が受け継いでから、まずくなったよね。」
そんなことまで?
 「昔は鳥の量も多かったし、安かったし。」
そんな頃まで?
 「でも息子焼くのへたくそ!
  もう、焦がしたトコ へらでこそぎ落として売ってんのよ〜
  信じられないよね〜。」

私この日、結構ズキュンときた事あって、
出来たら黙ってて欲しいくらいだったんだけど
なんか、この女運転手の屈託ない仕事っぷりに
もしかしたら
ちょっと救われたりした瞬間が、あった、かも。

それにしても、
着くまで一人で喋ってたなぁ。
どうやら実家のそばらしく、
話は幼少期にまで、遡りましたとさ。

2004/09/08(水) 散歩
ドンさんに会いました。
1年ぶりの再会です。
この日は、わざわざ
東十条から関内まで出て来てくれたのに、
「いや〜、散歩ルートだから」
なんて半ズボン姿で冗談をかましてくれました。

あのtptの三人姉妹に出ていた、
憧れの役者、ドン貫太郎!
5年前の坊主芝居でご一緒し、
以来わたしは、いつか「ドン直子」になる
と言いつづけてきました。

しかし3年前、
突然、名古屋の公演中に倒れたドンさん。
一時は命の危険にさらされた時もあったのです。
それでもリハビリを重ね、復活を遂げ
誰よりも長く、この坊主芝居「友情」
をやり続けています。

いろんな事があっただろうに、
何にも変わらず、ニコニコ 目を細めて
「なおが元気そうで良かったな〜」
なんて。
4年前、私が声帯を壊して入院している時も、
「いや〜 散歩ルートだから」
って、フラリお見舞いに来てくれました。
朝の4時あたりに、
「えぇードンです。え〜、また電話します。」
という、デカイ声の伝言メモが
病室中に響きわたった事もありました。

この日も
笑い過ぎて、二人して何をいっているのか
さっぱりわからない!
「…で、菅つんは、まだ禿げていないのかい?」
と剃りの深かった生徒役の心配をしてみたり、
「あん時、カツラぶっ飛んじゃったんですよ!」
と、あの頃の話は、とどまることを知りません。
それでも、フと
ドンさんは、また明日も、あの役をやるんだなぁ。
と思うと、感慨深くなったりします。

あの頃、まったく頼まれてもいないのに
みんなでムリクリ校歌を作ってみたり
本番では使えないだろう的な漫才ネタを、必死になって考えたり
とことん怒って泣いて、笑った仲間たちと 自分に
なんとか、恥じないようにいきてたいなぁ〜
と、この50代の役者、ドン貫太郎さんを見て
強く強く思いました。

ドンさん、カメラ付きの携帯になったら、
また朝一で、坊主軍団の写真、送ってくださいね。
楽しみに、私も頑張ります。

2004/09/07(火) いいわけ
あいあいあああ〜
福寿奈央、本名 直子。
この夏の絵日記が、丸ごと、ざっくりすっぽ抜けてるぅぅ。
どぼじでぇ〜?
私の熱いアツイ夏が、
何ひとつ記されていないなんて!!
私、眠っちゃったの?

確かに私、このパソコンに向かって書きなぐった日がありました。
忘れもしない、8月9日。
この夏を象徴する出来事を、ガシガシワシワシ
そりゃもう、半日くらいかけて
書き込みましたさ。
そんな思いに耐えられなかったのでしょうか
ウィルスまみれのパソコン君は、
私の「よし、書き込み。」
ポチ
とともに固まり、事切れてしまいました。
…チーン

そんなわけで
白紙の夏。

伝えたい時間、
たっぷり詰まってパンパンなのだ。
追って更新しちゃうんだから。


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