ふくふく日記

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	2005/11/17(木) 激情

毛穴が開いた！

あの日、日常にどっぷり肩までつかっていた私の
カラダというカラダの毛穴が
ばばばっ
と音をたてて開いたのが分かりました。
それも…
オーディションを受けてる最中に、
カラダが急に目覚めたカンジ。
遅いよっ！
今ごろかよっ！
と軽く自分に突っ込みました。

リアルに！とか押さえて！とかいう
それまでの勝手な　しがらみから、いきなり開放されて
「ただただ　自由に！」
という一声に、感極まって、
感じる音のままに、そのままに。

あぁ、私はまだまだ
思いの丈をぶちまけちゃいなかった。
全くもって、これからなのだ。

なにかが動き始めた　カンジ。

そこいら中でゼッケンつけた女子が、
クルクル回ったり、バンバン跳ねたり
異様な風景だったけど、
その異様な方タチとも、ちゃんと関わってみたり、
自分のオカシさも、充分笑えてる自分が居た。

２０００年にも、同じような体験をした。
声帯ポリープの手術をした直後に
「どれだけ声が出せるか」だけを見るオーディションがあって、
１０日間、全く声帯を震わせてなかった私は
その日、久し振りに思い切り
ブルブルと声帯を振動させられた事が
嬉しくて仕方なかった。
今思えば、それが野田さんとの出会い。

ほとばしる激情！
臭いくらいのエネルギーを
まだまだ、出せるときに出していきたい。

稽古中にも、映像のオーディションでも
「火サスじゃないんだから！」
って突っ込まれる私だけど、
いいじゃないか～
それはそれ、これはこれ。

まだまだ、やりたい事いっぱいだ。

	2005/11/11(金) 勝負！

この日のバイト時間、わずか２０分！

九百人いる会場のロビーで、
コーヒーなんかを出す仕事なんだけど、
勝負は会場のブレイクタイム、
１０分×２回、２０分　のみ！
あとは準備と、片付け。

ラッキー！簡単そう～って思っていたのに
この日、一緒に働いた方、
正直いって苦手なタイプ。
けっこう年配で
「おやじギャグ続出」
コメントに困る、独り言？みたいな
どこにも当たらない言葉がフワフワ漂う時間満載。
な～んか
朝から、乗り切れなくて
一人勝手にやってたわけ。

その日の一度目の勝負は２時半からの１０分。
なのに、そのおじさん、やたら早くから準備始めてるの。
その現場、３人で回してたんだけど、
おちおち休憩も取れない感じだったから
「そんなに焦らなくても間にあいますよ」
っていったら
「その考えが命とり！」
とかいわれて…
俄然やる気をなくして、
思いっきり　ちんたら、ちんたら。
今、そんな頑張らんでも、
カッコ悪いな～なんて思ってた。

結果、
…甘かった。
惨敗。。。

九百人の波は手強かった。
私達が用意したカップを
キレイさっぱり　さらっていった…
補充しようにも、そのものすらなくなって
途方に暮れる私。

なのに、おじさん
走っていった。
私の父親くらい年取ったおじさんが、
絶対間に合わないって分かっていながら、
一目散に走っていった。

結局、
おじさん帰ってくる前に休憩も　終わった。

汗だくになったおじさんと、
呆然と　後かたづけ…
「参りました　ね…」
「いや、参った、ね。」

そんな間もなく、次の戦い。
今度こそ！と、
一番売れまくったオレンジジュースは
入り口から思いっきり遠ざけ、
補充のパックは手元に用意、
カップはあらかじめトレーに並べて…

完璧な準備！

さ～いつでも来い！
と強気な気持ちで　おじさんと敵を待つ。

なかなか、休憩にならない。

早々入れた氷が溶ける。

ちょっと、不安になる。
これ、２回目って、さっき程
混まないんじゃ…ない？

結果
余った！
作りすぎた！
スタッフさんに散々、飲ませた
とことん、捨てた！
全然読めない、てごわ～ぃ、九百人！！

残骸たちを片付けながら、
おじさんと、
「やりすぎちゃったな～」
と笑った。

負け負けな２０分だったけど、
ドラマが　あった。
おじさん、
また、会えるといいな。

	2005/11/06(日) ２週間

おぉぉぉ～！
すっかり、月日が流れてしまいました。
益々、元気にやっております。

まずは先月の芝居を、観てくださった方々、
頑張れ！メールを下さった方々
ホントにありがとう。

半ば、普通の事が普通に出来ないくらい
自信喪失…しまくった稽古期間。
芝居って、どのようにやるのでしたかしら？
って、ボーッとしてしまったりもしたのだけど、
凹凹になって、もぅ意味もなく歩いて歩いて
自信とか体力とか、いろんなモノとり戻そうと
なんとか、かんとか…
じたばたじたばた。
でも、動いた分だけ
ちゃーんと返ってくる…
そんな公演でした。

その間、いろんなヒトに助けを求めまくって
みんな、本当に大きな力をくれました。

ありがとう。

終わって、２週間。
幻だったようにも思えるし、
まだ続いてるようにも思える、
そんな芝居。

あの空間と　かけがえの無い時間を、
この時期に体験出来た私は、
モノすっごぃ強い
いろんなモノの見方も、えらい新鮮！

さぁさぁさぁ～
楽し事、いっぱい見つけていこう！