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2005/11/11(金)
勝負！
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この日のバイト時間、わずか２０分！
九百人いる会場のロビーで、
コーヒーなんかを出す仕事なんだけど、
勝負は会場のブレイクタイム、
１０分×２回、２０分 のみ！
あとは準備と、片付け。
ラッキー！簡単そう〜って思っていたのに
この日、一緒に働いた方、
正直いって苦手なタイプ。
けっこう年配で
「おやじギャグ続出」
コメントに困る、独り言？みたいな
どこにも当たらない言葉がフワフワ漂う時間満載。
な〜んか
朝から、乗り切れなくて
一人勝手にやってたわけ。
その日の一度目の勝負は２時半からの１０分。
なのに、そのおじさん、やたら早くから準備始めてるの。
その現場、３人で回してたんだけど、
おちおち休憩も取れない感じだったから
「そんなに焦らなくても間にあいますよ」
っていったら
「その考えが命とり！」
とかいわれて…
俄然やる気をなくして、
思いっきり ちんたら、ちんたら。
今、そんな頑張らんでも、
カッコ悪いな〜なんて思ってた。
結果、
…甘かった。
惨敗。。。
九百人の波は手強かった。
私達が用意したカップを
キレイさっぱり さらっていった…
補充しようにも、そのものすらなくなって
途方に暮れる私。
なのに、おじさん
走っていった。
私の父親くらい年取ったおじさんが、
絶対間に合わないって分かっていながら、
一目散に走っていった。
結局、
おじさん帰ってくる前に休憩も 終わった。
汗だくになったおじさんと、
呆然と 後かたづけ…
「参りました ね…」
「いや、参った、ね。」
そんな間もなく、次の戦い。
今度こそ！と、
一番売れまくったオレンジジュースは
入り口から思いっきり遠ざけ、
補充のパックは手元に用意、
カップはあらかじめトレーに並べて…
完璧な準備！
さ〜いつでも来い！
と強気な気持ちで おじさんと敵を待つ。
なかなか、休憩にならない。
早々入れた氷が溶ける。
ちょっと、不安になる。
これ、２回目って、さっき程
混まないんじゃ…ない？
結果
余った！
作りすぎた！
スタッフさんに散々、飲ませた
とことん、捨てた！
全然読めない、てごわ〜ぃ、九百人！！
残骸たちを片付けながら、
おじさんと、
「やりすぎちゃったな〜」
と笑った。
負け負けな２０分だったけど、
ドラマが あった。
おじさん、
また、会えるといいな。
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