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2005/08/30(火) 痕 芝居が終わって残ったのは 「肩に貼ってたサロンパスの痕」と 「脇の下のスプレーの痕」 なぁ〜んか皮膚が、おかしい。 洋服に8x4をかけ、 それを洗うと、茶色くなるという事も知った。 それは、脇の下にかけ過ぎた後で着た服も同様。 でも　あまり、知ってても得しないし あんなにかける事も、まずない。 私は、芝居する度、よく傷をつくる。 学校公演では、コンタクトを両目落として それでも早替えして、舞台に立たなくちゃならなくて、 メガネ、メガネ〜状態で ドンガンぶつかって スネから血を流しながら、 「あはははは〜」 って陽気に芝居してた。 学生は、たぶん引いていただろう。 その後は、アキレス腱切るし、 坊主芝居でも、鼻の下から血、流しながら 踊って、３針縫ったし、 去年は、肉離れでしょ。 カラダに刻むって、こういう事じゃないよな〜 でもなんだか、今はまだ 「サロンパスの痕」も 消えて欲しくないかも。

2005/08/28(日) 千秋楽 ６日目。 きちゃいました。この時が。 みんなとの、最後のこの時が。 気負いがあったのか、自分に負けたのか、 昨日の熱気を引きずったのか やっちゃいました。 カラ回り… そんな、大差はナイとは思えど、 どこか、なぞった今日の芝居。 お客さんポカンとしてらっしゃいました。 あれ、先走っちゃった？ んんんー！ これだから、芝居はやめられませぬ！ たくさんの方々に支えられ、 まさに「成長」の毎日でございました。 本当に、皆様のおかげでございます。 ありがとうございました！ 始発に乗り込む朝方、 なんだか、とっても涼しい事に気が付いちゃった。 この夏は、全てカラダに刻み込まれた。 うん。絶対に、忘れない。

2005/08/27(土) マチソワ ５日目。 賑わいました。 たくさんのお客様が来て下さいました。 初のマチネってのが、一番怖かったんだけど、 とってもステキなお客様でございました。 話をモノ凄くよく観て、 どんどん自ら楽しんでくれている感じでした。 主宰くんは、お客様の反応にモノ凄く敏感肌で、 急に、オカシな動きに付き合ってくれたり、 今日、生まれた事がいっぱいあって嬉しかった。 二日目に観て下さった スリリング☆アドバイザーさんが、 この台詞、もっと「いつものパタ子」で言って欲しくなっちゃった。 好みだけどねって言ってくれたの。 それで、ハッとして。 稽古では、この台詞だけはチラリ素直に言おうって ずっとやってきたんだけど、 開けてみたら、台詞じゃないトコで、 結構、本心やっちゃってて、 もうソコマデ出さんでも分かるし、 ここまで来れば、逆にパタ子らしい口調で 押し切った方が、伝わったりもするのかなぁ〜って。 そう思ったら、本当に日々、変わってるんだなぁ〜、 知らぬ間にって、凄く感じました。 夜は、幕間で拍手が出る程、 本当に、みんな楽しそうに跳ねておりました。 これだから芝居はやめれませぬ。

2005/08/26(金) 単純人間 ４日目 お客さまの力をヒシヒシ感じております。 半ば調子に乗っけて頂いた感あり。 ここで、反応がくるんや〜！ といった発見に、助けられ、 やっと初日が出た！という言葉もあったよう。 しっかし、私タチ毎日同じお店で、 飲んでおります。食べております。 そして、終電ならぬ、深夜バスで帰っております。 この日も、普通に深夜バス狙いで、 最終電車に乗りました。 やっちゃいました。 まだ、後３０分は乗り続けなきゃいけない 各駅な電車で、トイレに行きたくなっちゃいました。 ウォークマンで気を紛わせて、 ものすごいノリノリな人を演じてみたり 途中で車両を移動したりするんだけど、 終電って、いろんな駅で、待ち合わせたりして なかなか動かなかったりするの。 もう、降りてしまいたい衝動に何度もかられながらも、 なんとかかんとか、 便器にたどりつきました。 便器見た瞬間が一番危なかった。 深夜バスは 金曜日でいっぱいで ずっと立って帰ったんだけど、 ３０分の我慢に打ち勝った私は、 心、晴れ晴れとしておりました。 単純人間、これ幸い。 明日は、あんまり飲まないぞ。おぉ！

2005/08/25(木) 前半戦！ いろんなことがあります、 これぞ、演劇ショー！ 毎回、本当に違って面白い！ ２日目。 見事に二人で沈没いたしました… 台詞が増えたり、飛んだり、よみがえったり？ そっちいく？ もう次いっちゃう？ と、暴走する私達に起きた、最高の瞬間。 怒った私が出掛けて行っては 帰ってきちゃうシーンがあって、 彼は、私の洋服をたたみながら 「おかえり」というんだけど、 この日、何を思ったか、満面の笑みを浮かべて 「ただいま」と言い放った。 袖のみんなは笑いをこらえるのに必死。 こいつは大物だ。 ある意味、肝が据わりましたね。 ３日目。 台風直撃…！ 昨日の、びっくりドッキリを経験した私タチは もう一度、ふりだしに戻りました。 それでも、 「ただいま」を言わないように意識したのか、 「おかえり」を２回言ってましたね〜 今回、主宰くんは着替えも見せているのだけど 私が手伝ってる時、 脱がなくていいTシャツまで脱いで、 また着直しちゃったり、 おでこの落書き消すの忘れそうになったり、 足をかくすために、黒いスパッツはいて わざわざ別モノの「足」をつけてるのにも関わらず 靴下だけ白いの履きっぱなしで、 余計目立たせちゃったり… いやいや〜裏もワラワラいたしました。 この日台風に打たれながら すごい歩くはめになったんだけど なんだか、とっても気持ちが良く、 向かい風すら、かかって来い的な気持ちでしたね。 いつだったか、稽古中に 雷と雨で、スゴイ日があったんだけど 傘ももたずに、 みんなで「おりゃ〜」って走った日を思い出しました。 みんな子供みたいに　てかてか　ぴかぴか。 今回の舞台は、本当にそんな感じ。

2005/08/23(火) 初日 初日の幕が、開きました。 劇場の都合上、みんな本番10分くらい前から、 袖にスタンバイするのですが、 初日、最も緊張する 5分前くらいに 狭い袖で Y君が、おならをしました。 それが、臭くて臭くて 切り替えし男優 M君は、 「クサッ！」と声を上げての突っ込み、 それがまた可笑しくて、 お腹がよじれそうになりました。 そんな始まりではございましたが、 初めてお客様と出会う瞬間というのは、 本当に本当に、たまらないですね。 みんなの嬉しそうな跳ねた芝居が聞こえてくる度、 ノッテルなぁ〜いいぞいいぞ〜って思うのと、 怖いよ、もぅ、帰りたい… って思いで、オカシクなりそうでございました。 これは、オムニバスだから余計思うのかもしれません。 とはいえ、なんとかかんとか 始まりました！ 意外な反応に、 またまたお客様に教えてもらうこと多し！ 千秋楽まで、この初めてを大事に育てていきたいです。 役者って、 空回りしたり、そこまでしなくても〜 みたいな行動に出ちゃったりもするけれど、 全ては、楽しんでもらいたい！ ってそれだけ。 そこから、始まってるって事 忘れずトライしてゆきたいです。 たくさんの方のご来場お待ちしております！ http://hirari.com/SHINEST/waka_show03/index.html れんらく帳にいろんな写真載ってます！

2005/08/22(月) 仕込み 劇場に入りました。 仕込み、場当たり、買出し、小道具作り いろんな方々の力を感じております。 今回、ほとんど何もない舞台に、 ３つの四角い箱だけがあって、 そこに小道具と衣装と照明 効果音だけで挑むのだけど、 スタッフ様のテクニカルな作業に 見惚れながら、ドキッと致しました。 今回、私のシーンは一人暮らしの 女の子の部屋っていう設定なんだけど、 床にベタッと座る動きをつけたの。 でも舞台のツラにベタッと座ってしまうと 後ろのお客さんは、前の方々の頭で 何にも見えなくなっちゃう恐れありなんです。 劇場や、客席の高さで、 これもなんともいえなかったから 最初は床には座らないで、 ベッドの上か、ちょっとした椅子の上 後は立って喋ってる動きで稽古していたんだけど やっぱり、部屋に見えないねって話になって 迷って迷って、舞台全体を高くしようって事になったのです。 でも、いろいろもろもろ 出来上がってみたら四角い箱も高くて、 今度はソコに立ち上がるシーンが辛くなっちゃうかも！ とか、照明さんにとっては 舞台面からのタッパはあった方がアカリはつくり易い！ とか、お客さんが見上げるようになってしまうのでは？ とか、モロモロ　もろもろ　気になってきちゃって あぁ〜簡単に一つの事だけで決められないんだなぁ〜 とモノ凄く、実感致しました。 前に、学校公演の お手伝いに行った事があるんだけど、 その時は、舞台美術で大きな布が回るセットで、 その背景になる布と、主人公の衣装の色が 出来上がってみたら、あんまり変わらなくなっちゃったの。 だから主人公の子がどこにいるのか、目立たなくなっちゃって。 場当たりを観ていた衣装さんは、 次の日、徹夜で衣装を染め直してきたんです。 美術さんには、内緒でね。 本当にスタッフのみなさまの力に支えられての舞台です。 役者は、応えなくてはなりません。 たくさんの力を信じて、ひとつの世界がつくれますように。

2005/08/21(日) いよいよ！ 来てしまいました、この時が。 稽古終了のこの時が…！ 昔言われた事があります。 本番のための稽古をしろ。 稽古のための、稽古ではなく。 本当に、これは大事だなって思います。 そしてコレは、本番が開けてみて 初めて分かるんだろうなぁ〜 と思います。 あぁ〜 まだまだ足りない事はいっぱいだけど、 心の方は、かなり満タン！ 力む事なく 相手を信じて、 スッと立っていられますように。 今回、皆様　芸達者で、 笑いのセンスに溢れている方々ばかり。 みんな、本番でどんどん いろんな事見つけていくんだろうな〜。 本当に柔軟性がない私は、 おわわわわぁ〜 と、ただただ自分の中でグルグル渦巻き。 でも、なんだかんだいって 幸せです。 この状況を、楽しむ楽しむ！ 是非、 観にいらして下さい！ お待ちしております。 http://hirari.com/SHINEST/waka_show03/

2005/08/18(木) 宝探し！ ドキドキな毎日を過ごしております。 パソコンを打つ手も、震えまする…。 緊張と興奮の時期に突入しました。 通し稽古が始まりました。 みんな衣装をつけて、生き生きやっておるんです。 本当に観ていて、キュンとします。 主演の主宰くんは、本当にお客さんに 楽しんでもらうのが嬉しくて嬉しくて しょーがないの。 それが溢れ出ていて、 コッチまで顔がほころびます。 主宰くんが、今回全シーンに出て 演出も全てやっているんだけど、 舞台裏は、すさまじい！ 舞台に出ながら音響、照明さんへ指示して 次の着替えに走る！ 私は軽くジ〜ンとしてます。 でも、圧倒されまくってます。 凄くあったまっている舞台に 出て行くのが怖くなったりします。 今回、私は４話目に出るんですが みんなシーンの始まりで、 グッと掴むの！ なのに私はヌル〜っとしていて あららららぁ〜 って終わっちゃう。 おおぉぉぉぉーまずいぞ、まずいぞ〜！ でも、本当に大好きな役なので まだまだコレカラ！ 見つけるのだぁー！ 稽古場風景はコチラ… http://hirari.com/SHINEST/sun-mallstudio/clip/clip.cgi

2005/08/05(金) 苦し嬉し 歯がゆい日々を送っております。 台本に向き合う最初の作業、 これはこれは大事な一歩で、 ココが おろそかになると、 本番で急に　はっとしたり、 何がやりたいのか、 自分でもわからなくなっちまったりするんです。 この 歯がゆくも、分かりたい 見つけたい、掴みたい衝動を、 本当に本当に、大切に 育んでいかなけりゃならんのです。 今回、１５，６分のほとんどが二人芝居。 しかも冒頭に至っては、 一人で積み上げていかねばならん状態。 これはこれは私にとって、とっても危険な始まりなのです。 少しでも心が萎えると 本当に本当に、悲しい状態に陥ってしまうのです。 とにかく、焦らず、 一個一個 見つけていくぞ。 そんな日々でございます。 そして、そんな日々は 私にとって、 苦し嬉しい時間なのでございます。 むむむ、時間よ、止まっておくれぇ〜！

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