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2005/08/22(月)
仕込み
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劇場に入りました。
仕込み、場当たり、買出し、小道具作り
いろんな方々の力を感じております。
今回、ほとんど何もない舞台に、
３つの四角い箱だけがあって、
そこに小道具と衣装と照明
効果音だけで挑むのだけど、
スタッフ様のテクニカルな作業に
見惚れながら、ドキッと致しました。
今回、私のシーンは一人暮らしの
女の子の部屋っていう設定なんだけど、
床にベタッと座る動きをつけたの。
でも舞台のツラにベタッと座ってしまうと
後ろのお客さんは、前の方々の頭で
何にも見えなくなっちゃう恐れありなんです。
劇場や、客席の高さで、
これもなんともいえなかったから
最初は床には座らないで、
ベッドの上か、ちょっとした椅子の上
後は立って喋ってる動きで稽古していたんだけど
やっぱり、部屋に見えないねって話になって
迷って迷って、舞台全体を高くしようって事になったのです。
でも、いろいろもろもろ
出来上がってみたら四角い箱も高くて、
今度はソコに立ち上がるシーンが辛くなっちゃうかも！
とか、照明さんにとっては
舞台面からのタッパはあった方がアカリはつくり易い！
とか、お客さんが見上げるようになってしまうのでは？
とか、モロモロ もろもろ 気になってきちゃって
あぁ〜簡単に一つの事だけで決められないんだなぁ〜
とモノ凄く、実感致しました。
前に、学校公演の
お手伝いに行った事があるんだけど、
その時は、舞台美術で大きな布が回るセットで、
その背景になる布と、主人公の衣装の色が
出来上がってみたら、あんまり変わらなくなっちゃったの。
だから主人公の子がどこにいるのか、目立たなくなっちゃって。
場当たりを観ていた衣装さんは、
次の日、徹夜で衣装を染め直してきたんです。
美術さんには、内緒でね。
本当にスタッフのみなさまの力に支えられての舞台です。
役者は、応えなくてはなりません。
たくさんの力を信じて、ひとつの世界がつくれますように。
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