ふくふく日記

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	2006/04/05(水) 役

去年の３月から今年の３月までで
６本の芝居に出させて頂きました。

二人芝居から、１１人芝居まで
面白さは、どれもこれも違っていて
でも、どれもこれも愛しい役でした。

６本のうち、３本は「ひらり」の作品。
さとちゃん、パタ子、あゆみさん。
全部、私に書き下ろしてくれた役。

みんな、なんとなくサトの台詞じゃないけど
「どうせ、あたしゃ　かわいくなんかないですよ～」
って、いじいじ、フンフン。
どっかにコンプレックス。
でも、それ以上に、
パーンと明るく跳ね飛ばす強さを
めちゃくちゃ持ってるおヒトでした。

今回の　あゆみさん。
私なんかより、もっと周りに目がいって
パワー溢れるヒト。
なのに、どこか自分が出てしまった気がします。

このストーリーを紡いでいく
あゆみさん夫婦の心持ちを
本番でも　どこかまだ　探していました。

がんばっていたね。

これは、いろんな意味を持っているけど
今回は、言われれば言われるホド辛かった。

この舞台の「黒い箱」のように「踏み絵」のようなもの。
「がんばったね」と言われて、どう感じるか。

今回は、なんとか　かんとか居られた。
そんな自分の声が聞こえてくる。

それでも、初めてトップスに立てた喜びは
もう、何にも変えられない！

コメディーには　つきもの
「ウケタ」「ウケナイ」の反応が
こんなにも役者に大きな影響をおよぼすナンテ！
それと引き換えに
お客さんから、絶大なパワーを頂ける！
もぅ、どんなことでもやれちゃうよ～
舞台の麻薬さ加減に　またまた驚きました。

みなさま。本当に観に来てくださって、
ありがとうございました。

これからも、
一つの役という器の中に
ギリギリいっぱいの水を
少なすぎず
溢れることのないトコロまで、
注げる役者になりたいです。