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2005/01/01(土)
終わりの日から始まりの日への架け橋の時間
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2004年12月31日。午後11時55分。 「ふう・・・」 吐いた白い息が長く伸び、空に溶けて消えていく。見上げた空は雨もすでに止み、月がひっそりと輝いていた。 前方には長蛇の列。俺達――隣にKyo氏――もその中に紛れ込んでいた。列の中で待ち続けてからもう30分以上は経過している。夜の空気は冷たく、十分に防寒対策をしていても冷気は肌に纏わりつき、徐々に体温を奪っていく。 俺達は今とある神社の前にいる。だが0時にならないと門が開かないらしく、この状態だ。因みに俺たちの後ろにもまだまだ列は続いている。どうやら俺達は意外と早めに来てたらしい。 「お賽銭、どれぐらい入れる?」 と、Kyo氏が俺に尋ねてきた。 「んー、100円ぐらいかな」 「安いなー。5000円ぐらいやっとけよ」 笑いながらKyo氏がそう言う。俺は、いや、帰りの電車賃が無くなるから。と苦笑混じりに言った。 そんな風に他愛も無い会話をしていると、 「10、9、8・・・!」 列のどこかから一部の集団の声が聞こえてきた。どうやら、いよいよ時間らしい。 僅かな時間の間、俺は今年のことを少し思い返していた。 友達、家族、恩師達と過ごしてきた。泣いて、怒って、そして笑った・・・。 「5、4・・・!」 いろいろあったけど、笑った数の方が多かった。 「3、2、1・・・!」 そして・・・周りから歓声が沸いた。そこにいるみんなが笑っていた。 「新年明けたね、おめでとうございます。今年もよろしくな」 「おう、こっちこそよろしくな」 俺が言って、Kyo氏が返した。そして俺達も笑い合った。
2005年1月1日―――始まりの日が明けた・・・。
新年初めの日記当番、神無月です!こんなめでたい日に僕の日記を見ている人がいるかどうかわからないけど明けましておめでとうございます! 今年はKyo氏と初詣に行ってきました。さすがに待ち時間は寒かったですね。でもまあ意外と早く入れたから良かったですよ。 今日の朝は家族で祖父の墓参りに行ってきました。明日は親戚と新年初顔合わせです。 さて、新年が明けたわけですが、去年はとげばかりにサイト管理を任せっきりでしたからねぇ、今年はいろいろ更新できるよう、善処します。 それでは、このサイトに足を運んでくださっている方々、そしてとげ、チノ、2005年もよろしくお願いします。 というわけで、
―――A HAPPY NEW YEAR!!
著:今年の抱負は『いろんな意味でタイミングをうまく掴む』。神無月 時雨
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