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2004/10/29(金)
力 (power)
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ハロウィンが目前なのに、写真とかup出来てませんね…。 でもupはしますよ! 遅れても、Natutatismは一年中ハロウィンみたいなもんです。 跳梁跋扈、好きな四字熟語です。
木曜にドラマ化されて放送されていましたが、「夜回り先生」という本を読みました。 苦しんでいる人がこんなに多い。 こんなにも、どうにも出来ないでいる人が多いというのが苦しかったです。 「いま、会いにゆきます。」も読みました。 中村獅童氏が主演なのでしたっけ? 彼の薄めな顔がかなり好みなのでちょっと見てみたいと思っていました。 しかし、主人公の父親の‘人と違う’という状況。 その生々しい描写に、彼がどう演じられるのか見てみたいという気持ちが高まりました。 珍しく、「金八先生」も見てました。 自分があの教室にいたら、どんな風だろう。 混乱は嫌いだけど、一方では自分が静かにしている性格だとは思えないので悩みます。 これら見ていると、どうしても切なくてたまらなくなったりします。 ‘見る’という快楽は同時に‘傍観者である’という苦痛でもあると思うのです。 フィクションでもノンフィクションでも、悲しいことは悲しい。 でもそれは、目の前にある事態ではない。 例え目前であっても、自分には何も出来ないかもしれない。 その感触がたまらなく嫌です。
今日、駅のエレベーターでこんなことが有りました。 最期に入ってきた老人に少しだけ押された男性が、その老人の頬を殴り付けたのです。 周囲から一斉に上がる抗議の声に、男性はそそくさと降りて行きました。 私はまず、‘こういう時に素直に抗議出来るのは良いな’と思っていました。 ‘こういう人に関わりたくないな’とも思っていました。 けれど一番嫌なのは、どこかで一瞬沸き立つ気持ちがあるからです。 ‘自分が体格の良い男性だったら、この人を威圧出来たのではないか’ 〈そんな事をするなと、脅しつけてやりたい〉 ‘もし自分が男だったら、抗議して逆ギレされても立ち向えるのではないか’ 〈面と向って、堂々と抗議出来たら〉 ‘自分に力があったら、こういう状況をどうにか出来るのではないか’ 〈見過さないでいられる力が欲しい〉 攻撃衝動とか、事態を収めたいという衝動とか。 そういうものは、決して自分から消えることは有りません。 どうしても、力には魅力が有るのだと思います。 金八先生の、混乱状態にある教室を見て‘あの子供達を力ずくで大人しくしてやりたいと’と思ったりしませんか? 多分危険思想なのでしょうね。 ‘平和の為の力が欲しい’という衝動は、独裁者の思想と紙一重ですから。 けれど、人にはどうしてもその衝動が有るのだと思います。 どういう方向に向けば、正しく進めるのでしょうね。 そもそも正しいのは、どういう道なのでしょうね。 考え始めるときりが有りませんが、考えることを止める訳にはいきません。
「天体議会」←長野まゆみ好きな方々の同盟です。入りたいです http://www.alpha-net.ne.jp/users2/mizakura/
「November Rain」←SDサイト様。ウィッグの製作もなさってます http://novrain.fc2web.com/
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