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2004/06/27(日)
首切り 注;グロいです
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このサイト初のグロ系ですが、首切りについて。 本当は首切りの歴史とかも載せたかったのですが、それはまた気が向いたらにします。 エグい表現も入るので、そういうのがお嫌いな方は読まないで下さい。
イラクの某テロリストのホームページ(有るのが不思議)から流された人質殺害の映像がネットを通じて日本に入ってきています。先日、ある掲示板でその映像が公開されていました。 とは言え、誰かが勝手に取ってきて流しているだけなので日本語解説とかが付いているものではなく、細かい情報は皆無です。掲示板には、URLと、「イラクの首切り映像。気持ち悪くなる人は見ないほうが良い」という文章が書いてありました。
私は「気持ち悪くなりそうだったら閉じよう」と思ってその映像を見始めました。文字が書かれた旗の様な物が掛けられた壁を背にして立つ、顔を隠した四人の男。その前に座らされている、オレンジっぽい黄色の服の人質。 しばらく声明文らしきものが読み上げられました。その後、顔を隠した男達が人質を押さえつけ、つばの無い刃物を取り出しました。マチェット(山刀)に似た刃物を地面に転がした人質の首にあて、ごりごりと動かしますが押さえつける人に隠れてよく見えません。その間、粗い画像からは人質の声が妙に鮮明に流れ続けています。 泣きながら助けを求めている声が段々小さくなり、刃物が首を切断するのと同時に声が止まりました。 男達が切断した首を振り上げてカメラに見せ、映像は終わりました。
本当はこれを書かないでいるつもりでした。平然と見れるつもりでしたが、血も噴出せず静かなまま行われた行為に、自分でも意外なほど嫌悪感を感じたからです。 けれど、私はこれを徐々に忘れていきます。見たからには、忘れるだけではない方がいいと思って文章にしました。 戦争は実際に行われていて、これからも行われることです。 日本の人々は強く反対しないことで、むしろ米国の戦争を支援したと言われてもおかしくない状態です。 私達は様々な動物を解体して生活していて、テロにしても彼らにとっては命をかけた行為なのでしょう。
なんだか不思議な話ですが、首切りなんてことは今までに無数に行われてきたことなんです。 けれど、その映像を見て私は吐き気を覚えるのです。 口に針をかけられて吊り上げられ、生きたまま解体された魚の生肉を平気で口に出来る私が。 自分の事態を嘲笑して少しいつものテンションを回復した後、殺された人の悲鳴とその人生を思い浮かべたら、何故だか少しだけ気分が落ち込み、同時に高揚しました。 人間は皆、人殺しを見殺す人殺しなんでしょう。殺戮意欲は、誰でも本能の中に持っているのでしょう。 人でなしであることについて色々考えました。
「閉鎖病棟同盟」←病んだ人の為に。 http://blue.freespace.jp/plume/doumei1.html%20
「夜の散歩」←幻想絵画。まるで教会の様な気分で見に行きます。 http://www003.upp.so-net.ne.jp/yorunosanpo/
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