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2004/06/05(土) 鋼の錬金術師
今日は所謂「ハガレン」の放送日でした。
細かいこととかはサイトで見て下さい。
今ちょっと流行りめな漫画なんですが、なかなか面白いですよ。
何がって、テーマとかが。

「等価交換」なんですよ。
主人公は死んだ母親を生き返らせようとして失敗し、‘真実’の代価に足やら腕やら失ってて、その弟は身体を失います。
そんでその時に、兄は弟の魂だけを蘇生して手近な物に宿らせるんです。
だから、弟は十代にして身長2bぐらいの空っぽの鎧なわけですよ。
これってすごく面白いじゃないですか。
自分が‘外側’だけで中身が無く、味も温度も感じられなくなる。
そんな状態でありながら、兄と一緒にいることによってすごく人間らしい人格を持っている。
現代の人々に、これほど分かり易く示さないと表現できないもの。

‘等価交換’

明るい絵だからって、誤魔化されちゃいけません。
マザコン、ブラコン、人種差別に軍の錯綜。
人権問題に少数民族への圧政、テロに生命倫理。

そして、こんなに暗い話なのに楽しそうに笑ってみてる読者達。
エグくてエグくて笑えてきます。
オープニングの一番始め、兄弟が生物を引き裂き、切り裂く。
残酷ですが、私はこの場面がとても好きです。
生きていく事は残酷なんです、エグいんです。

今、主人公が死んだ(殺した)敵を蹴りながら、その死を責めて泣き叫んでいます。
人だろうが獣だろうが街だろうが星だろうが、死んだら絶対に生き返りません。
そんな事を書くのに、主人公に小柄な少年を選ぶ。
ああ、面白い。
現代の漫画って、いくらエグくても楽しく読めて良いですね。

そして、こんなひねくれた感想持つ私みたいな人間他にいるんだろうか。
意外とたくさんいたりしたら、それはそれでめっさ嫌な社会ですね。

「公式ページ」
http://gangan.square-enix.co.jp/hagaren/
 


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