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2004/08/20(金)
描けない理由
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私は中学のまで、何故か漫画部に入っていました。 今となっては何故自分の絵を堂々と曝け出せたのか分かりません; 客観的に見ても、技術とか言う以前に絵柄があまりにばらばらです。 多分、片っ端から好きな漫画の真似をしていたのでしょうね。 むしろ、オタク話が出来る友達を維持したかっただけかもしれません。
今、私はほとんどイラストを描きません。 何を描きたいのか自分で分からないし、何も頭に浮かばないからです。 描けないという方が近い気がします。 中学時代に、私の中では表現に対する欲求が極限まで高まっていました。 自己表現ではなく、人の作った物にのみ興味がありました。 調度PCが自由に扱えるようになった時期も重なっていたし、金銭にも多少の余裕があったのです。 そしてそれは、私の人生の転機となりました。 本でもPCでも、出来る限りの物を漁る様に見続けました。 イラストも絵画も小説も写真も、素晴らしい物が世界に溢れている事を知りました。 結果として、私は自分の描き方を忘れてしまったのです。 それはスランプとか自信喪失なんて高尚なものではありません。 そもそも、私の描き方なんて成立していなかったし、描き方なんて言える程の技術もありませんでした。 ただ、試す前から自分の可能性を手放してしまっただけです。 手放してしまったのは、その可能性があまりに絶望的だったからです。 目の前の素晴らしい物に触れる為に両手を空けたくて、持っていた自分の可能性は落としてしまったのでしょうね。 今となれば取っておいた方が良かったのでしょうが、今は本当に何も描けません。 素晴らしい物が身の回りに溢れると、溺れてしまうわけです。
D-Craftでイラスト投稿を始めたのは、最初からTugi-Hagiのコーナーが目当てでした。 人と一緒に部分部分、少しずつを描く事で自分の書き方を取り戻したかったからです。 現在のメンバーを仲間に得てかなりの月日を経ましたが、まだまだ全体は描けません。 最期まで描く前に、描こうとしていた物を見失います。 なんだか絵による表現は一生出来ないような気もしてきましたが、それはそれで結構です。 私の才能の重要度は、客観的に見てもせいぜい足拭きマットぐらいなものです。 慰めたり励ましたりしてくれる人はたくさんいましたが、現実は現実でしかありません。 それは悲しいことではなく、ただの事実です。 世の才能溢れる皆様には、ぜひとも素晴らしい表現を生み出し続けてほしいです。
それとは全く関係ありませんが、FF:Uって覚えてる人いないですかね。 FFアンリミテッド。 小さな姉弟(多分)が異界で行方不明になった両親を探しに行くアニメ。 風と雲がかなーり好きでした。 あと、名前を忘れましたけどラストに出てきた赤い人も。 なんかこう、可愛いのに暗い絵ってとてもツボです。 公式サイトが消えているようで寂しかったのでなんとなく…。
「hara_Ghp(ハラジーエイチピー)」←こういう勢いと毒のあるイラスト好きです。イメージが素晴らしい http://www.h5.dion.ne.jp/~hara_ghp/
「人形姦察」←写真館が面白いんです、本当に!!会話とかセンスがあって、読んでて笑いますよ、本当に http://plasticfeather.vivian.jp/doll/dollindex.html
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