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2004/08/06(金)
「ラストサムライ」
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「ラストサムライ」をDVDで見ました。 映像は綺麗だし全体的に良い話なんでしょうけど、正直好みでは…。 私は根深いハッピーエンド派なので、ラストが微妙でした。 この映画は一応ハッピーエンドなんでしょうか? でも負けたし死んだし、やっぱりあんまり幸せではないですよ。
話としては、トム・クルーズ演じるネイサン大尉が日本の近代的軍隊を訓練する教官として雇われ日本に渡る。 その日本で、渡辺謙演じる侍・勝本が諸外国の干渉による日本の文明急進に対抗して政府と対立している。 主人公は勝本討伐の戦いで捕虜となり、侍達と生活を共にする。 その中で侍の精神を学び、次第に感化されていく。
そんで最終的には徹底的にやられて全員死亡、主人公だけが生き残るわけです。 ネタバレではありませんよ、歴史で分かってることですから。 こういう映画が好きでない理由の一つはこれです。 ラストは負けることが分かっている、それは何だか嫌じゃないですか? 私の場合、今までの人生も現在の人生も負け続けているので、映画でまで悲劇的な負けっぷりは見たくないという気持ちが強いのです。
主人公がインディアン討伐戦について悔恨を残しているというエピソードはちょっと意外でした。 先住民を追いやってアメリカの西部を侵略したという歴史をアメリカの人々が自覚するのは大変良いですね。 ただ、侍が先住民と重ねあわされているのは微妙です。 侍は団体や民族でなく、ある時代では当たり前にいた一般的な職業だという感じがあまり有りません。 この辺りは、‘侍’じゃなくて外国人的な‘サムライ’だという感じがしますね。 ちょっとおかしいのは他にもあって、主人公が捕虜となる場面の森にはなんだか熱帯な植物が生えています。 あと、出陣場面のあぜ道みたいな所に鳥居が…これ、いいの?
日本の若き天皇を歌舞伎役者の中村七之助さんがやっていて、これが結構はまってます。 もちろん渡辺謙さんの演技は流石という感じでしたね。 ただ、歌の最後の句は完成させて欲しかった! 侍では菅田俊さん演じる侍・中尾が好きでした。
あと、ネタバレになりますがちょっと面白い場面はラスト間際。 自害した渡辺謙と主人公の周りを取り囲む日本軍の兵士が全員、お辞儀?というより土下座します。 敬意を表してるんですが、これは流石にちょっとどうかと。 でも、日本人てそういう事やりそうですよね。 群性が強い民族、というより種族なんでしょうね。
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