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2004/09/15(水)
「ヴァン・ヘルシング」
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ネタばれを全く配慮せずに書きますので、見ていない方は御用心下さい。 内容は、主人公がドラキュラ伯爵の一味を倒すというよくある話です。 しかし、予想外な設定が色々あって思ったよりも楽しかったです。 主人公ヘルシング氏は、記憶喪失で教会の手先。 まるで悪役の様な外見に、かなり凶悪な感じの武器を持ってます。 最後の方で伯爵が彼をガブリエルと呼んでますが、似合わない事甚だしいです。 こういう、主人公らしくない主人公は結構嫌いじゃありません。 しかし、こんかい本当に好みだったのは悪役の方でした! ドラキュラ伯爵がめちゃくちゃ好きです。 性格と怪物バージョンと髪型が好きです…我ながらどうかと思ってますが。 花嫁を泣かせておいて、自分でなだめてたりするのが好きです。 自分の子供の為に、躊躇い無く人間を犠牲にしてる辺りが更に好きです。 変身後の姿も悪魔みたいで格好良かったです! …最近メンバーに人外フェチと呼ばれてますが、別に構いません。 そう言えば狼男も映像が精密で格好良かったし可愛かったです。 映像はかなり凄かったので、技術の進歩に感心しながら見てました。 怪物は他にも、フランケンシュタインの怪物やジキル氏とハイド氏が出てきます。 彼らもどうやって作ってるのか分かりませんが、視覚的に面白かったです。
ヒロインは戦う王女様でかなり好みでしたが、所々がブラコンぽかったです。 その兄の、狼男に変身しちゃう王子様の顔はちょっと好きでした。 主人公のお供になっている修道僧がいるんですが、彼はちょっと面白いです。 一番の一般人なんですが、考えてみると実は凄い人かもしれません。 怪しげな薬品で爆弾を発明したり凶悪な武器を作ったりで、かなり活躍してます。
そして、今回一番見てて楽しかったのは吸血鬼の花嫁達かもしれません。 白い蝙蝠みたいな怪物から、煌びやかな姫君の様な姿に変身します。 彼女達はそれぞれ結構な美人なので、滅びるシーンの怖さも際立ってました。 吸血鬼の子供の群れを大量に連れて飛び回る場面がお気に入りです。 真っ白な吸血鬼の子供達は、ちょっとドラゴンぽくて可愛かったです。
終わり方は、ちょっと納得がいきませんでした。 続編が出るんでしょうけど、これではちょっとすっきりしません。 まず主人公の謎が全然解明しない! 少しぐらい明かしてもいいんじゃないでしょうか…。 そしてドラキュラ伯爵の最期が、余りにもあっさりしています。 時計の鐘が鳴る間に殺されてしまうのは流石に可哀相です…。 命を望んでいる点ではフランケンシュタインの怪物と同等でしたしね。 次回があればぜひとも蘇って欲しいです。 ヒロインに至っては、死亡です。 しかも死因が分かりません。 内臓破裂か窒息か、何だか分からないのにやたら綺麗な死に様です。 あと、フランケンシュタインの怪物。 船で海に漕ぎ出して行きますが、一体どこへ行くつもりなんでしょう。 とても潮水に弱そうですが、大丈夫なんでしょうか。 …微妙です!
ちなみに、音声はすごく良かったです。 音楽は迫力があるし、場面に合っていて盛り上がります。 吸血鬼の花嫁達の鳴き声も好きでした。 叫び声みたいな鳴き声や、悲鳴みたいな笑いが素敵です。 一番好きな場面は、多分仮面舞踏会の場面だと思います。 怪しげで古めかしい舞踏会のイメージは、凄く憧れています。
「北極星」←SDサイト様。姉妹さん、双子さんがいます! http://arctic.sub.jp
「イヌキチスタヂヲ」←イラストレイター様のサイト。犬好きとして見逃せません。 http://knockoff.csidenet.com/inustu/
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