|
2005/01/05(水)
視線2
|
|
|
個人的な体験ですが、視線に関することです。
先日、姉妹と一緒に近所に買物に出掛けた時のことです。 デパートの屋上を通ったのですが、寒かったせいかあまり人影は有りませんでした。 中程で、前方から歩いてくる二人組みが眼に入ったのです。 私は近眼なのですが、手を繋いでいるのだけが分かりました。 近くまで来た時、片方の方の御顔が目に入ったのです。 正直に言いますと、好みの御顔でしたので軽く注目しました。 けれど、手を繋いでいる方の身長が同じぐらいでしたのでもう一方の御顔も眼に入りました。 手を繋いでいる御二方は、若い男性でした。 別に、何も知りませんから何の意図も無かったのです。 ただ、日本ではあまり無いことなのですので少々驚いて、繋いでいる手と御二方の顔に眼が行ってしまいました。 そうしたら、片方の方と目が合ってしまったのです。 すれ違う一瞬でしたので、本当に短い間です。 けれど、とにかく恥ずかしくて申し訳なくて仕方が有りませんでした。 通り過ぎてからそれとなく姉妹に振り向いてもらったら、手は離していたようです。
仲の良い友人同士で手を繋ぐことはよく有ります。 韓国の方には、手を繋いだり肩を組んだりして歩くことはごく普通だそうです。 別に同性同士の恋人に偏見は有りませんし、むしろ本能を超えている辺りに好意を感じるぐらいです。 でも、そういうことを全部忘れてひたすら申し訳ない気持ちでした。 御正月の空気の中、静かな場所で、手を繋ぐぐらいですから仲の良い方々だったのでしょう。 何か嬉しいことでもあったりして、心地の良い雰囲気だったりしたかもしれません。 それを、無造作な視線で壊してしまったような気がして申し訳有りませんでした。 少なくとも視線があった方は、‘バツが悪い’というような表情をしていらっしゃいました。 一瞬で表情が読めるとは思いませんが、確実に私の視線に良い思いはしなかったという表情でした。 こういうことには、すごく弱いのです。 申し訳なくて居た堪れなくて仕方が有りません。 視線て、本当に引き戻せないものですね…。
昨日拍手でメッセージを下さいました方。 後悔するにしても少々不安な作品だったので、見て頂けてとても嬉しいです。 コメントを下さって本当に有り難う御座いました。
「Lucy Dipsas」←SDサイト様。暗めなお写真の雰囲気がお気に入りです http://renji.cheap.jp
|
|
|