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2005/10/24(月)
恐怖と日常
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なんだか、最近地震や電車事故が多いですね。 ところで、皆様は地震を恐いとお思いになりますか?
私は日常でいつも、何かしらに怯えて警戒しながら生きています。 夜道を歩くとか、飛行機に乗るとかいった事が恐いのは当たり前。 普通に明るい道を歩いていても、引ったくりや通り魔がいたらどうしようと思っています。 家に居ても火事や地震は恐いし、強盗も恐い。 戦争が始まったり突然爆弾が落ちたりする事にも、かなり真剣に怯えています。 そんな事ばかり考えていたら、生きていけない。それは確かです。
只でさえ考え過ぎる思春期にこの考えに取り付かれた私は、異常に神経質でした。 何もかも恐くて、それは周囲の人々も一緒だと思っていて。 皆はそれを上手に隠していて、自分だけが弱いのだと思っていて。 そんな思い込みのまま、日常生活が普通に送れる訳が有りません。 カウンセラーの先生にでさえ、いつ襲われるか分らないと身構える子供。 さぞかし厄介で扱いにくかった事でしょう。勿論、問題児でした。
私は未だにその恐怖を克服出来ていません。 いつもいつも、苦痛が恐い。死ぬ事が恐い。予期しない事が起きるのが恐い。 けれど、見た目には普通の人の様に生活出来るようになった。 どんなに恐くても、これが普通なんだと思えるようになったからです。 強盗に襲われても死ぬとは限らないし、戦争を生き抜いた人は沢山いる。 もしも突然死んだとしても、酷い苦痛に満ちた人生を送るよりもずっとマシだ。 死ぬのは恐い、けれど生きているのも同じくらい恐い。 全部が恐いなら、逆にどの恐さも人生の一部でしか無いのです。 恐怖を適度な警戒に変えていけば、きっと上手く生きていける。 その手伝いを、周囲の人達はずっと手伝ってくれました。 本当に、手伝って貰って生きているという実感を持って生活しています。
ところで、メンバー達も私のこの妄執的な恐怖感を薄めるのに協力してくれました。 私が知らなかった様な、もっと酷い恐怖を色々教えてくれたりして; 他にも、同意を示して回避策を考えてくれたり、生き方をもって色々教えてくれたり。 本当に変な人達だと思ってますが、変な私はそういう人としか友人になれない気もします。 皆様は、どの様にお考えになられますでしょうか? 日常を常に恐がりながら生きている人間とは、友人になれますでしょうか? 是非とも皆様の考えを聞かせて頂きたいと思っております。
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