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2005/04/11(月)
融合欲
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メンバーでする定例会では毎回‘宿題’が出ます。 一つのテーマについて、次回の定例会までに各自が考える。 それを、次回の定例会で話し合う。 テーマの選択は、それぞれが二・三個ずつ出したキーワードからランダムに決定。 前々回のテーマは‘アセクシュアルのセックス’でした。 無性の性、という矛盾的なテーマ。 必要ないとは思うのですが、伏字が必要だと思う方は拍手でどうぞ。
このテーマについて、前回の定例会で話し合ったのです。 それぞれの思考の発表を見て思うのは、このテーマは各自の執着を暴露するということ。 一体その人が何に‘性’というものを見ていて、また何を求めているのか。 どう捉えているのかが、実によく分かりました。 機能として、接触として、また融合として、それぞれ面白い考えを持っているのです。 私はあまり性に積極的な魅力を感じる方ではないのですが、テーマとしては大変好きです。
特に興味深かったのは‘追う’こととしての性という考えでした。 興味の対象を追い求め、接触し、支配して、最終的に摂り込んでしまう。 自分自身にしてしまうという融合の欲望。 そして、融合できないのなら支配で終わり、支配してしまえば欲望の対象ではなくなってしまう。 自分自身にしてしまう、摂取の手段としての性。 少し怖いけれど、自が他を求めるという一番原始的な欲望ですね。 私はとても、面白いと思いました。
「ROBORABA」←イラストサイト様。色合いと雰囲気が可愛いです http://kemono.cc/roboraba/
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