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2005/04/04(月)
優先順位
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人間の中で、その人特有の優先順位というのものがかなり人格を左右すると思うのです。 何を自分にとって一番価値のあるものとするか、それは生き方の指針なんじゃないでしょうか。
SDオーナーのメンバーが二体目のSDを購入した時、その金額を聞いて眩暈がしました。 一体目のお迎え直後、5月にはドルパとデザフェスもあって、フルチョもしてみたいと言っていたのに。 何故、と聞いたら、一目惚れ、と言われました。 私は買物でも選択でも、即断が出来ない性格です。悩んで迷って、時間切れになることも多いです。 到底、一目惚れにその額は出せないと思いました。何週間か、もしくは何ヶ月か迷うことでしょう。 それを、オークションのその場で決定してしまう度胸。しかも、家族からとは言え借金までして。
このメンバーと、あと一名のメンバーもそうなのですが、何と言うか‘軽い’のです。 非難で言うのではなく、身軽というようなニュアンスなのですが。 私と残りの一名は比較的思い悩んだり、警戒したりするタイプです。 それに対してこの二人は、自分のすることに対してほとんど迷わないのです。 どちらのタイプにも良い点と悪い点はあります。けれど、彼らは私よりも潔い人生を送っていると思うのです。 例えば、小さい子供に止まらない車が向っていくのを見た時。 私がどうすればいいかと考えている間に、彼らはとりあえず子供に向って走るのです。 子供に飛び込んで助けられたら、それは一番良い結果でしょう。 けれどもしかしたら、両方が死んで最悪の結果に終るかもしれません。 悪く言えば、愚直・単純・考え無し、何とでも言えます。 けれどどう終っても、その子供はその人に感謝するのではないでしょうか。 そういう、性格の人達なのです。私がそういう性格でないのは自分の選択ですが、彼らを少し羨ましく思います。
ちなみに、この二人は実際に数々の前例があるのです。 落ちてきたディスプレイ(大型バイク)と友人の間に飛び出て打ち身になったり。 目の前で逃げた犬を追って学校に4時間も遅れ、あやうく進学を逃しそうになったり。 自殺死亡の友人を二人で止めて暴れられ、脳震盪を起こしたり痣を作ったり。 …こうして書くと、あんまり羨ましくなくなってきました。 良い人ではあるのですが、捨て身なのです。自分の中で、保身の価値が余り高くないのでしょうね。 せめてあまり大きな怪我をせずに、無事に人生を過ごして欲しいです。
「人形狂詩曲 −Doll rhapsody−」←SD専用検索サイト様。 http://www.cotton-plus.net/doll-rhapsody/index.html
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