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2005/05/18(水)
点字ブロック
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友達と一緒に歩いていた時のことです。 路上駐車してある自転車の何台かが、点字ブロックの上に止めて合りました。 私は友達に「ちょっと待ってて」と声をかけて、点字ブロックの上だけ自転車を退けました。 その時は、特に何も思っていませんでした。 けれど、後でその時一緒にいた友人の一人に、そういうことはしない方が良いと言われたのです。 理由は、「偽善者とか言うわけじゃないけど、そういう風に‘良い事’されるのは、ちょっと引く」と。 これは、結構ショックでした。
別に、したいからしてるだけであって、良い事だからするわけじゃないのです。 私の知人には目が見えない人がいますし、メンバーにも先天性で目の欠陥を持っている人がいます。 自分にとって身近なことだから、当たり前の動作だったのです。 身近だからこそしているのであって、その点は偽善と言われてもしょうがないことぐらい分かっています。 ただ、ショックだったのはこの友達がとても優しい人だったからです。 老人介護を学んでいて、お年寄りにとても優しいことが出来る人です。 普通は気持ち悪いと思うようなことでもしてあげられる、私なんかよりずっと‘良い’人です。 その人が、何故目の不自由な方へ同じ優しさを発しないのか。これが、私にとってショックだったのです。 多分、彼女の周りには目が不自由な方が一人もいないのでしょう。 身近でなければ、優しく出来ない。他人の不便は、思いやれないというよりも‘思いつかない’。 現代人にはよく言われる特徴らしいですが、それこそ‘身近’に感じるまで気付きませんでした。 実際に友人を通して体験すると、かなりショックです。
目の不自由な方からすれば、点字ブロックは道を示す大事な指標です。 工事の途中で整備されていない箇所があったりすると、それだけでも本当に戸惑うとか。 違法駐車自体は、しょうがないかなと思ってしまう時もあります。 でも、点字ブロックの上に止めるのは良くないですね。 皆様も是非、点字ブロックの上の障害物を発見したら退けて下さい。 親しい人から困っているという話を聞くと、いつも心苦しいのです。
>コメントを下さった方へ 有り難う御座います。 好きと言って頂けるのが、一番嬉しいです。 初期作品、これからもupしていこうと思います。 反応を頂けて、感謝です。
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