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2006/05/28(日)
模様替え
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今日は仕事が終って真っ直ぐに帰宅。
だいぶ日が長くなったから、今日はまだギリギリ太陽が出ているうちに着いた。
今日はやることがあったんだ。
部屋の模様替え。
俺は昔から模様替えが大好き。
でも、今の部屋のレイアウトは気に入っていたんで、俺にしては珍しく、そうだなあ、1年数ヶ月はこのままだったね。
このレイアウトはそもそも、自分1人で生活しやすいように考えて家具を配置したんだけど、彼女が部屋に来るようになったら、なんか動きづらいし、ウサギ小屋の配置が悪く、ビデオの棚が機能しにくい。
そんなわけで「そろそろレイアウトを変えなきゃなあ〜。」と少し前から考えていたんだけど、どうも部屋に収まる配置が決まらず、行動してなかった。
しかーし!
今日の仕事中に「!」とひらめき、頭の中で一気に配置が決まったのだ。
さて、大掃除をしつつの模様替えが始まった。
今回は家具のどれ1つとして、今までと同じ位置にはない構想。 なんで、家具を動かす順番を考えて動かし始め、その段取りの第2段階に入った時、そいつはいた。
「ゴキ」である。
何を隠そう、俺の世界で一番恐い、嫌いな生物は「ゴキ」である。
マジ、恐い。
マジ、むかつく。
勝手に人の部屋に住むなボケ!
だから俺は恐がりながらも「オ”−っ!」とか「なんやコラ!」とか、大声で叫びつつ、殺しにかかる。
しかしそいつは俺の目の前から消えた。
どうやら本棚の後ろに隠れた様だった。
早速、殺虫剤を本棚の後ろに「シューッ!」
…?
おかしい、出てこない…。
しばらく時間が経ったが、ヤツの姿は見えない。
その本棚はドアの脇なんで、ドアから逃げたかも。
腹を決めて第3段階の、その本棚の移動に着手。
まず、本棚の上に重ねてある、子供時代のアルバムを手にした時である。
「ヲ”ワ”〜っっ!?」
俺の右手人差し指の付け根から指先を向かい、駆け抜ける忌まわしい生物が!
たまたまドアを開けて作業していたため、ヤツは外に逃げた!
俺は叫びつつ、ヤツを追い外に出たが姿が見えない!
とりあえず、ヤツが隠れそうな所に殺虫剤!
やれやれ、取り逃がしはしたが、模様替えはこれからスムーズに進むぜ。
そう思いながら、ムカつきながら、入念に手を洗った。
まるで茎ワカメのような感触が手に残ったままではあったが。
まあ、そんな大きなハプニングはあったが、無事に模様替えも済み、俺は晩酌を楽しんでいた。
今回は全てが計算通りに配置されたので非常に快適。
しかも、こないだ貰ったテレビのサイズが、今までのテレビよりも小さかった為に、今回の模様替えが可能になったのだ。
前のサイズにテレビでは、成り立たなかった。
テレビが小さくなった事で、俺の頭の中で、全ての家具が収まることを計算出来たのだ。
(テレビに向かい)う〜ん、お前がココに来る事は全てお導きだったワケだな。
なんて思いつつ、今度は彼女と電話していた、その時である。
ベットの下から「ノソ、ノソ…」と這い出てくる、忌まわしき生物。
「お前、どこに隠れてたんだっ?」
そう、今回は全ての家具の位置を移動し、丹念に床も磨いているので、6畳だけの離れである俺の部屋には、ヤツの隠れる場所なんかなかったハズだ。
なんてヤツだ、忍者か、お前は!
考えられるとすれば、天井と壁の直角になった部分には、茶色の角材がある。
外に逃げたと見せかけ、上部からその角材に張り付いていたんだろう。
しかし、お前もバカだな。
今回の模様替えの途中に、この6畳の部屋でゴキが必ず立ち寄るだろうテレビ、ビデオ、コンポなんかをまとめたメタルラックの下と、ベットの下には「ホウ酸ダンゴ」を仕掛けておいたのだ!
このバカめぇっ!
フエッフエッふえッ!
ノソノソと這い出て来た、その忌まわしき生物は、明らかに俺の仕掛けておいた「ホウ酸ダンゴ」を食した様であった。
俺はためらわずに「ニタリ」と笑い、その忌まわしき生物めがけ、容赦なく殺虫剤を喰らわせた。
まるでウルトラマンの必殺技、「スペシウム光線」の様に。
さすがに爆発はしなかったが(爆発した方が気持ち悪い事になる/オエッwww)、しばらくのたうちまわった後に、とうとう永遠の沈黙が訪れた。
俺はヤツの断末魔の悲鳴を聞いたような気がした。
爽快な気分だった。
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