砂の上の文字群
書かれた文字の、全てがほんととは限らない。
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2004/12/03(金) タイムスリップ、と、ミュージカル
ふー、どきどきした。夜中に三人訪問者があったみたいなので気を抜いて入ったら、まだカウンタが8887だった。危ない危ない。

久々の前日日記です。長いです。感想と感傷ばっかり。

昨夜は、四季ファンの母と共に「ジーザス・クライスト=スーパースター」を観に行ったのです。テーマがテーマだけに楽しめるかな?でも評判は良さそうだったし・・・と、期待半分、不安半分で会場に入ったのですが。
や・・・すごかったです(><)大満足〜。最初三十分は、日本語詞がどうもメロディに乗ってない気がしてたり、主役のジーザス様の声に抑揚がありすぎて聞き取りにくかったり、と、いまいち乗り切れてなかったのですが・・・
それを過ぎた頃から、どんどんストーリーに入りこんで、舞台の緊張にすっかり感染してしまいました。もう、ユダが!ユダの人がかっこいいのです〜(あれ、主役はユダかと思うくらいだった)!苦悩してるシーンの歌なんか、もう息も出来ないくらい興奮してしまいました。マグダラのマリアの人の母性愛に満ちた歌声にもうっとり。もちろん、ジーザスクライストの演技も良かったのだけど、脇役二人の歌声があまりに好みだったので、どうしても注意がそっちに向かってしまった。
群集のシーンもすごかった。なんだかとってもおぞましくて、ああ、すっごい皮肉がきいてる・・・と思いながら見てました。

終わってからもしばらく興奮冷めやらず。うー、もう一回観たいなあ。


そうそう、この劇を観に行く前に、もう一つ嬉しいことがあったのでした。街で偶然、中学校三年のときの同級生に会ったのです。
全然面影が変わってないから、すぐわかったよ〜!と言われてちょっと複雑(笑)。そんな私は、彼女の顔を見ても、見たことはあるけど、人生のどのステージで出会った人だかちっとも思い出せなかったのでした(名前は言うに及ばず)。結構喋ってた人なのに。名前を名乗ってもらって、やっと認識・・・ああ、私最悪。
しばらく立ち話で盛り上がる。彼女もママになってて、君も!?という感じ。今どうしてるの?と聞かれて、とっさに漫画を描いたりしてることを隠してしまったのはなぜだろう。図書館の司書の勉強してるんだあ、とだけ答えたのですが。そしたら。
「えっ司書さん?○○さん(本名)は絶対、絵本か漫画描いてるんだと思ってたよ。描いてないの?今」
・・・一瞬言葉が出なかったです、大げさではなく、泣きそうになった。どうして隠したりしたんだろう、恥じることじゃなかったはずなのに、という気持ちと、そうだよね、私今何してるんだろ、という苦い気持ちと、それよりさらに大きく、そんなことまで覚えててくれたクラスメイトに対するありがとうの気持ちがいっしょくたになって。誰かの記憶に残ってる、ということがこんなに嬉しいものだとは思ってませんでした。
同時に、当時の自分、あんまりたくさん親しい子なんてつくらなくていいや、ここを出たらきっとお互いすぐに記憶から葬り去ってしまうんだし、水のような付き合いでいいや、社交辞令社交辞令、というスタンスでしか他人を見てなかった自分を猛烈に後悔したのでした。(今でも、それが直ったとは言えないけど。)なんて不誠実。

私が頭の中で勝手に感動したり反省してる間におしゃべりの時間は過ぎて、彼女は子供を保育園に迎えに行きました。「また、同窓会とかの時は参加しよーね!」と言い合ってさよなら。きっと優しいお母さんなんだろうな〜、彼女なら。

・・・なんだか、いつもよりさらに浸ってる日記ですみません(汗)ちょっと過剰にアドレナリンが出てる気がする。はは。


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