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2004/06/07(月)
感想
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さて、月曜日です。例の感想をば。 ネタばれ、というほどのものでもありませんが、一応隠しておきましょう。
痛む足を引き摺りつつ、母と観に行った「キャシャーン」ですが、本っ当に、楽しめました。たいていはあるはずの予告編がなく、いきなり本編が始まったことに二分ほど気付かなかったので「これで話わかんなくなったかもしれない・・・」と思いましたが、杞憂でした。よかった〜。
もう、最初の記念撮影のシーンからうっとり。宇多田ヒカルのPVの時から思っていたのですが、監督さんの色彩センスがすごく好みです。綺麗なんだけどほんの少し不調和にして、人工的な空気を強めてるみたいな気がする。第一の目的、「映像美を堪能する」という点はもう、200%満たされました。心象風景のシーンとかが間に入る演出も好きだ・・・クレイアニメは可愛いしさ〜。戦闘シーンは、普段そういうのを見慣れていないのでやや呆然としましたが、外国の映画見てるみたいで新鮮でした(この辺は異論がありそうだけど・・・)。血がぶしゅぶしゅ飛ぶシーンはちょっと、怖かった(笑)その後食べたご飯のとき、思い出して食べられなくなってしまったしね・・・
そして、散々言ったけど、よくこれだけいい役者さんを揃えたな〜〜〜〜!!!と・・・。まさに適材適所なのです(><)ルナ役の女の子とか、本当にお人形さんみたいで、あの人が出て来るシーンは本当に絵になる。そのほかの役者さんも、演技力と言うより(いや、みんな演技もとても上手いのですが)本人のもつ雰囲気が、ものすごくあのアニメーションの世界にマッチする人ばかりなのです。唐沢さんとか、役によっては浮いてしまうようなあの舞台っぽい喋り方が、「キャシャーン」ではものすごく映えてました。あの人の長台詞が一番、様になってるよ・・・
それからそれから、要さんと及川さんの美しさにもう、すっかり参ってしまいました(−−:)あの手の、ちょっと普通の人間ばなれした役者さんってとても好き。バラシンは何であんなにふわふわの毛皮が似合うんでしょうか。かわいい・・・(え?)。怒っているのと拗ねているのと、泣きそうなのを混ぜたみたいな顔の時の目がすごく印象的。戦闘シーンは戦闘シーンで、手足の長さが際立ってたし。あれが二階堂君役をやってた人だとはとても思えません(や、あの役はあの役で、けっこうお気に入りだったりするのですけどね)。及川さんは、あの狐のお面を想像させる(←誉め言葉)ミステリアスなお顔がとっても良いです・・・。もう後半は、主人公そっちのけで及川さんを見てました。ミーハーだなあ・・・。最後の最後まで、魅せてくれる人だった。
帰ってから、印象を絵にしておきたいなあ、と思った時、八頭身が描けない自分が恨めしいと思いました(笑)ああ、しまった、練習しておくんだった・・・。
つけたし。宮迫さんの演技、す・・すご・・・お笑いの人って演技上手い方が多いですね。とってもおいしい役だったし。拍手。
ミーハー的感想はここまで。後はちょっとだけ、「うーん」な部分も書いておきます。
一つ目。台詞が初めのほう聞き取りにくかったです。なんかね、BGMがちょっと大きすぎるのではないか、と・・・。すごく大事なシーンでの台詞が聞こえないと、ちょっと悲しい。
二つ目。えーと、お話の筋、扱ってるテーマはとっても好みだったのです。ですが、テーマの根幹を全部長い台詞でやるのはちょっときついかも(人のこと言えないんですが)。あまりに露骨すぎて、厚みが失われてしまう気がする。もったいないなあ・・・(><)あの辺を、台詞じゃなくて映像でうまく見せられたら、もっと素敵な気がするんだけど、どうでしょう。
三つ目。ロボットの行進シーンだけ、別アニメのようにテカテカしてるのは何故〜〜〜!!!(笑)これはもう、ただの好みの問題ですね(^^;)
なんだかすごい独断と偏見な感想ですが、本当のところ、あまり欠点は気にならなかったのです。もともと、雰囲気と映像と、役者さん目当てだったので、実際見たらそれ以上にいっぱいいいおまけがついてきたという感じで。うん、満足。
長い感想、失礼しました。さて、遊んだ分を取り返さねば・・・
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