砂の上の文字群
書かれた文字の、全てがほんととは限らない。
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2004/08/07(土) 帰省
ついにこの時期がきました。父の実家のある山口へ、帰省です。

うう、何かと緊張…。ちゃんと喋れるかな〜。では、行ってきます。

(ここからは帰宅後の日記です)
高速道路を使い、延々五時間車に揺られる。うう、しんどい・・・。でも、運転手である父のほうが数倍しんどいはずなので、文句は言えません。サービスエリアでご飯食べるのも「非日常」って感じで結構スキ。

午後二時半、祖父母のうちに到着。家の中がまた一段と混沌の度合いを深めててちょっと眩暈がする。なんかね、知り合いの方が引っ越すとき、調度品をいっぱい貰ったらしく、洋風の部屋に能面があって、その隣に洋画のコピーした紙と、ロゼッタスローンのレプリカがかけてあったり、床の間に「根性」と書いた温度計があったり、二階に上れば謎の骨や瓢箪、日本人形に目覚まし時計が並べてあったり・・・するわけです。個人的にその配置はなんだか怖い。家の中が諦念と衰退の空気に満ちている感じがして、ほんとうに怖くなってしまうのですよ・・・理由はよくわかんないけど。
久々に会った祖父母は本当に一段と小さく見えて、なんと声をかけて言いか分かりませんでした。ただ、屈託なく挨拶すればいいだけなんだけど・・・。耳がほとんど聞こえず、喋ることも聞き取りにくくなった祖父、腰がすっかり曲がってしまった祖母を見るのにいたたまれず、挨拶もそこそこにしばらく二階に引っ込んでしまう孫娘。ごめんよ・・・(涙)

夕方には、埼玉の叔父、祖父母の近くに住んでいる叔父の家族も来て、賑やかな食卓になりました。賑やかの域を越えて、やかましいとも言います(笑)総勢十一人ですよ・・・3×3+2。男性陣(特に父)、呑んで騒いでお嫁さんたちをこき使って、気楽なものです(・・・と、あまり毒づくのも何なので、これ以上は自粛っと)。父の家族はみんなエネルギッシュで快活です。同じ血が私にも流れているはず・・・なんですが。笑顔を保ってあいずちを打つだけで精一杯だ!時々ぐったり顔を露骨にしてしまい、後で反省することしばしば。

そんな中で、ちょっと和むことも。末の従弟(中一)との交流です。一番性格が似てて、テンポのゆっくりしたこの従弟、ちっちゃいころはものすごく懐いてくれて、よちよち歩きの頃でも後ろを追っかけてきてくれてたのです。ここ数年は大きくなっちゃって内気になり、もうあんまり側に来なくなっちゃったのですが、今年ははにかみつつも何かと喋ってくれました。小学校のアルバムや、作文を次から次へと見せてくれたり、友達の話をしてくれたり。どの従兄弟も育っちゃうと皆疎遠になっちゃう中で、まだ「いとこののお姉ちゃん」扱いしてくれる子がいて、何となく嬉しい私です(笑)あと何年くらいかなあ、こういうのも。

夜は外に出て、満天の星空を見ました。こういうとき、山の中はいいなあと思います。空に浮かべそうなくらい、澄んで冷たい空でした。


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