砂の上の文字群
書かれた文字の、全てがほんととは限らない。
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2005/05/18(水) 情熱の価値
 白兎さんとヒノキちゃんと共に、県立美術館に行って参りました。「燐票大博覧会」。

 白兎さんは、先週末のO方さんのライブで燃焼し尽くしてちょっぴり、お疲れモードでした(笑)。それでも三人揃って、わいわいと美術館へ。
 受付を入ると、まっさきに渡されたのは虫眼鏡!一瞬「?」だったけど、その理由はすぐわかりました。うわー!怒涛のマッチラベル展示。しかも図案の凝ってること!こまかい・・・。確かに、拡大してみないとわけがわからないのもいっぱい、ありました。三人で交互に虫眼鏡を近づけつつ、ひとつひとつに大盛り上がり。「何でそんなのを図案化するんだ・・・」といったたぐいの虫(ムカデとかもあった)、和洋折衷な格好の人々(輸出向けのものが多い。唐子さんとか、インドの神様とか)。地元○満屋やみ○しのの広告マッチがあったり、収集家の人たちの名前入りマッチがあったり。
 特に面白かったのは、動物の図案かな。思わずくすりと笑ってしまうもの、多数。妙に顔が人間チックなんだよねー。ダンディな象(縞縞背広や片眼鏡で、足を組んでたりする)の図案が素敵だった・・・。下は、特に印象に残った図案。うろ覚えだけど。もちろん、実際はもっと精密でリアルでした。
 このマッチ展に出てるものの大半は、あるおじいさんが一人で集めたものだそう。大衆雑誌を利用したりして、几帳面に分類して貼ってあるのですよ〜。「同じ図案だよ?」っていうものも、よく見ると色が違ったり、少しだけ細部が変わっていたり。この人の紹介文を読んでびっくり!へー、すごい剣豪(?)さんだったんだ・・・。白い長い髭をたくわえ、力強く木刀を振り下ろしている写真が。おお、かっこいい。でもその横の写真を見ると笑ってしまう。だって、自らのコレクションを開いて得意そうなそのお顔は、怪獣の模型を集めて喜んでる男の子みたいに可愛かったのですもの・・・。どうだすごいだろ〜!って言う感じ(笑)。意外な趣味だよなあ・・・。

 じっくり眺めていたら、あっと言う間に二時間が経過〜。この後は、お決まりのコースです(笑)いつも通り、とても楽しかった(^^)白兎さんの土産話が特に、ね(笑)。もう、食べるもの忘れてライブとオフ会の模様を語ってる白兎さんは、ほんとに目が輝いておりました。で、ああ、ほんとに楽しかったんだなあって、こっちまでうれしくなったのでありました(><)ヒノキちゃんも言ってたけど、私も好きな人のライブ、行ってみたいな〜!一度で良いから。

 何か(もしくは誰か)を情熱的に好きな人を見てると、いつのまにかこっちもドキドキに感染してしまう。あらためて、絵とか、音楽とか、一人の人間の魅力とかの中にある魔法を意識した一日でした。好き!という気持ちに対しても、その気持ちを起こさせる何かに対しても、一種の敬意を捧げずにはいられない。
 自分にとって心をつかんで離さないもの、誰もが一つは持ってたらいいなあ、とか、やけに恥ずかしいことをまじめに考えてしまったのでありました。
ああ、良い一日だった。


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