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2005/06/08(水)
コンタクトレンズと一つの波紋
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眼科へゴー。コンタクトの予備が無くなったので、補充。あまり使わないおかげで、三十日用が三ヶ月、持つよ!(笑)
受付を済ませて、コンタクトが用意されるまで座って待ってたら、丁度診察を終えた知らないお爺さんが、話しかけてくる。 曰く、「あんたそんなに若いのに、どっか眼が悪いんかな〜」・・・とのこと。や、年齢はあんまし、関係無いと思うんだけど・・・。
「視力が悪いのでコンタクトレンズなんですよ〜、んで、それを買いに来たんです」と説明したところ、「なんでそんなに若いのに、視力が落ちたんかな〜、全然見えないの?」と更に質問するおじーさん。「見えないですね〜、やーちっちゃいときから、本やら何やらで目を使うことが多かったんですよー」と返す私。「ほ〜本を読むんかな。本が好きなんかな。テレビは?テレビより本のせいで視力がおちたん?」とさらに畳みかけるおじいさん。あわわわわ。おじいちゃん、医者みたい。 ・・・こんな感じで十分ほど、雑談。途中でコンタクト受けとって、料金払いも済ませたのに、まだおしゃべりするおじいさん。コンタクトレンズしたままできる目薬があるって聞いて、びっくりなさってました。 最後に「それ以上目悪くならんように、お大事になさってくださいよ〜」という言葉を貰って、さようなら。いや〜どうもどうも、御心配、有難うごさいます(^^;)そちらもお大事になさってください(お爺さんが何で眼科に来てたのかは、聞きそびれた・・・)。 ちょっと疲れたけど、「若い」と言われて気を良くしてみたり(笑)。女子高生には二十歳過ぎは「おばさん」でも、お爺さんから見ればまだまだひよっこですわ。ほほほ。
☆☆☆ ここから、ちょっと真面目な話。鬱陶しい語りが入っちゃってるので、スルー推奨、かも。長いし。 帰り道、今日も近くの某画材屋さんに寄り道。ここで、ちょっとばかし重大な出会いをしました。それがこれ。↓http://www.deleter.jp/beanscomic/index2.html ビーンズコミックという、豆本のような漫画絵本のシリーズ。何冊か作品も見て来ました。本来なら、「わあ、うまいなあ・・・」で済んじゃうんだけど、ふと置いてあった本の上を見たら「作家募集」の文字が・・・! このシリーズ、基本的に決まった画材屋さんに少しだけ置く、という感じで、「収入にはならない」とはっきり注意書きがあったのだけど、そんなことはどうでもいいくらい、どきどきしてしまった。応募したくて。
卒業間近の頃、就活を投げて投稿した漫画が落ちて以降、絵に関わりたいと思いながら何の具体的行動も起こせ(さ?)なかった。「何かしら、動いたほうがいいよ」ってアドバイスしてくれた友達の言葉も、その通りだとは思いつつ、無駄に日々が流れた。 司書の勉強のこと、公務員試験のこと、親のこと、色々言い訳していたけれど、本当はただ、自己否定の声に苛まれて、怖くて怖くて動けなくなってたから。他の要因は本当はあんまり関係無くて、ただただ「何ひとつ頑張りたくなかった」のです。絵にも自信がなかったけど、それよりも、全てのステップのための手続きが怖かった。「不可」の文字を食らったら、ぺしゃんこになって死ぬんじゃないかと思ってた。冗談抜きで。 絵が大好きなのに、同時にとても怖かった。町で漫画本を買うのさえ辛かったし、才能のある人の絵を見ると、尊敬するよりただただ憎らしかった。自分でも「頭おかしいんじゃない?わたし」と思ってた。徐々にだけど、体の中で何かが腐っていく感じがあったのです。つい最近まで。
けれど、今日あの広告を見たとき、不思議とそういう気持ちが消えてるのに気付いて、びっくりした。あ、今なら動けるかもしれない、と。絵が描きたくて描きたくて、夜中になってはこっそり描き殴る手が止まらない、今なら。これを逃したら、あとは腐る一方かもしれない。
とはいえ、まだ少しためらいはあるのだけど。親に知れたらまた一波瀾だな、とか、そんなずるい逃げが。でも、そういう恐れすら、何らかの具体的な努力をしたい、何らかの評価が欲しい、という気持ちが抑えてくれそう。「お前の絵じゃ使えない」という評価でもいい。いつかはあきらめねばならないとしても、ばっさり切られて死にたい。
三日。三日冷静に考えて、それでもこの熱が引かなかったら、具体的行動に移ってみようと思うのです。過去の漫画・イラスト作品や、サイトの情報を送ればよいみたいなので。 問題は、このシリーズがまだ継続しているのか、ということなんだけど。公式サイトの更新が、随分前に止まってるのがちょっと気になる。でもこれが駄目でも、勢いで他の場所へのアタックも出来そうだ。今なら。今だけ。
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