砂の上の文字群
書かれた文字の、全てがほんととは限らない。
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2005/08/21(日) 風車が回る音
伯母宅から帰って、sus4さんの所属してた(る?)、O大ギターマンドリンクラブ(と、一般の人や中学校のサークル合同)の演奏会に行ってきました。ギタマン、大学時代の友達が二人入ってたので懐かしいです。コンサート行ったなー、そういえば(しみじみ)。
市民文化ホールと市民会館がごっちゃになってて、うっかり違う場所に行きそうになるというハプニングもありましたが、それを乗り越えて無事会場に到着。路面電車の旅は好き。

市民文化ホールからは、旭川の景色が良く見えます。鴨がいたの!あと、鷺とか、間違いでなければ鵜とか。雨が降ってなくて、こんなに蚊がいないシーズンなら、土手にひっくりかえって昼寝したい景色。

で、肝心の演奏。
第一ステージは、O大の人と一般の人の演奏。一番最初の情熱大陸のテーマ、好きな曲なので嬉しい。そうか、マンドリンだとこういう感じになるのかー。もっと哀切な感じっていうのかなあ、それこそマンドリンみたいにちいさな楽器が、砂まじりの風の中を転がっていくようなイメージ。心の空洞が意識できる音。
ワルツィングキャット・ひょっこりひょうたん島のテーマみたいな可愛い曲もよかったなあ。でも、どちらかといえばこの情熱大陸とか、オペラザの怪人みたいな、ドラマチックな曲のほうにより惹かれた。

第二ステージは、K中学と、O大の一部のメンバーの演奏。D安寺の子もいたよ。このステージは、ジブリアニメから三曲。久石さんの曲はギターやマンドリンのアレンジが似合うんだなー、前に聴いた「菊次郎の夏」のテーマもすごくよかったもの。
サビやメインのメロディに入る前の、伴奏の音がとっても好き。なんだかどきどきしてしまう。

第三ステージは、参加者全員による演奏で、クラシックのお馴染み曲から三曲、およびアンコールが二曲。このステージが最も聴き応えがあった気がします。やっぱり、いっぱいいたほうが音の密度があるのかなあ。一部と二部では、マンドリンとかの高い音がぽんぽんって上がって、それが風に吹かれてそのまま飛んでいくような寂しい感じだったんだけど(音が小さいとか下手だって意味ではないです、念の為。)、このステージは、低いどっしりした音の楽器が高い音をぽーんって投げては抱きとめてて、ああ、どこにも飛んでいかないんだ、安心だなっていう気分になった。
ファランドール、って曲がとっても好き。感情を揺さぶられる曲だと思う。聴いている間中、ずーっと頭の中で赤い紙の風車がいっぱい回っていた。両側の道沿いでくるくるしてる風車の中を、自転車で疾走するようなイメージです。

うーんやっぱりマンドリンの音、好き。軽やかさの中に、可愛らしさと寂しい感じが同居してるから。そんなわけで、とっても楽しく聴いたんだけど、途中でお腹が鳴りそうになったり咳が出そうになったりを抑えるのに、密かに苦労しました(汗)お昼ご飯、ちゃんと食べるんだった・・・(xx;)


帰り道は、色々思うことがあって、それがだんだん頭の中でミックスジュースみたいになってぼんやりして帰る。久々に雨らしい雨だった。「雨のララバイ」を歌いながら歩く。うわ、靴がびしょびしょ。


☆☆☆
・・・一年前、理解できなかったことが、ようやく少しはわかった、かもしれない。改めて済まない事をしたなあ、と思った。
一人になったことを後悔した日は、一日だってないけど。


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