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2007/11/05(月)
歯の再生?
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練馬区 江古田にあります。託児施設のある中村歯科医院の中村です。
11月3日 田町駅の広島大学東京リエゾンオアフィースに『歯の冷凍保存協力認定セミナー』を受けに行ってまいりました。
歯の移植 しかも 磁場による冷凍保存 ここまできたんですね!
親知らずを抜歯して 悪い歯を抜歯&その場所に移植という治療は数十年前から行われてきましたが、なかなか適応が悪かったり、成功率が低かったり、一般臨床にはほとんど普及してきませんでした。 今回の 一旦抜歯した歯を磁場による冷凍保存を施し、(広島大学で40年間まで保存 OK ) 将来 然るべき 必要になったときに冷凍保存歯を解凍し、抜歯したところに移植(自分の歯のみ)するというのは画期的な治療法といえます。
従来の抜歯、即時移植では 時間との戦いです。確実に歯根膜を残し よりよい状態で抜歯が出来ることが前提ですから、どんなに経験の多い先生でも1〜2時間程度かかってしまいます。ドナー歯(移植する歯)が抜歯したところに穴に合わせるのも実際歯が抜けてみないと分かりません。このようにケースが限られるのに対して ドナー歯が常に冷凍され 大きさ、根の長さ 歯根膜のつき具合 等 情報も満載で 尚且つ いつでもスタンバイできている冷凍保存歯は さまざまな ケースで利用法が考えられます。
最近のお子さんのお口の小口化は深刻です。 矯正治療などで親知らず、小臼歯 を抜ないといけないケースなどが増えています。 そんなときでも 便宜的に抜いた歯をティースバンクに冷凍保存しておくことができれば、もしも将来的に必要となったときに使えるのです。
このたび 中村歯科でもいち早く 広島大学病院と提携し ティースバンク協力歯科医院となりましたので、準備が整い次第 ご報告出来るかとおもいます。
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