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2005/09/12(月)
HEPファイブ前にて。
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手すりに座る4人の男たち。
彼らの周りには、 明るい茶髪をくるくるカ〜ルして ピンクのタンクトップとかを着た 若い女の子たちがたむろしている。
その場の平均年齢を上げる男たち。
つまらなさそうにあたりを見回す 茶髪の女の子たちには恐らく、 この男たちがあんな役やこんな役をやったり、 そんな演出をしていることなど想定外だろう。
トリビアの泉に「ガセビア」という ガセネタを葬るコーナーがあって、 必ず、緒川たまきが画面に向かって 「嘘つき!」と言う映像が付いてくる。
このコーナーは、基本的にタモリを 喜ばすためだけに作られたコーナーである。 スタッフも毎回、タモリが喜びそうな シチュエーションを考えて映像を作っている。
そんなコーナーなのだけど 毎週何故か楽しみにしてしまう。 そして、あの映像を作っているスタッフの 楽しさと幸福が、手に取るようによく分かる。
クロムの作品は基本的に 青木さんを楽しませるために作られている。 役者たちも、青木さんを笑わせるのに必死だ。
けれど、そうやって作られた作品は 見事に関西小劇場最高レベルに仕上がってしまう。 青木さんの妙なことを面白がる才能と、 出演する役者のレベルの高い仕事の結晶である。
だけど、HEPの前に座ってると そんな凄い人たちに見えない。 それが妙に可笑しくて、この写真を撮ってしまった。 茶髪のつまらなそうな女の子たちもいつか、 この人たちの凄さを知る日が来ることを祈って。
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![](/user/neutral/img/2005_9/12.jpg) |
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