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2004/07/05(月)
破壊と再生A
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ワイドショー講座は続く。 保坂尚輝と高岡早紀が離婚した。
どうしてテレビで仲良しCMをやってる 夫婦に限って、駄目になってしまうのか。
記者会見の席上で、保坂氏が怒っていた。 「火遊び」という表現はけしからん という発言に、視聴者の支持率は7割だという。
え?なんで? 高岡早紀の方だって同じだったら? お互い合意の上の「火遊び」だったとしたら 布袋氏の発言は全く正しい、ということになる。
つまり、いつでもどんな時でも 「視聴者」というのは例えば「火遊び」という 言葉そのものに反応して、事情も知らないのに 支持したりしなかったりするものなのだろう。
その後、保坂氏は 「相手がトム・クルーズならまだしも」みたいな 明らかに布袋氏の美しくない顔をこきおろす的な 発言をしていて、私的には「格好悪い」と思った。
誰の目から見ても 芸能人的に、アーチスト的に 才能があるのは保坂氏ではなく布袋氏である。 布袋氏の楽曲のいくつかは恐らく 10年20年後も残っていくであろうが 保坂氏がどんな素晴らしい仕事をしたのか 映画好きドラマ好きの私にも一切記憶が無い。
もちろん、才能があれば何をしても良い というわけではない。 が、トム・クルーズと比べるというのは なんとも哀しすぎる。
顔がよければいいのか男は? 顔がよければ勝ちなのか男は? まだそんなことを信じているのか保坂。
その点、高岡早紀は素晴らしい。 女優として、 いくつかの素晴らしい仕事をしている。 料理が下手でも洗濯しなくても 役者としては保坂より段違いの器である。
むしろ哀しいのは今井美樹ではないか? 子どもを産んだ途端に「火遊び」されて。
いやいやいやいや。 こんな下世話なことを 書きたかったのではなくて 実は一番気になったのは保坂氏が 「やはり、結婚と恋愛は違う」と なんだか大人な顔をして語ったことである。
どうも世の中 この「結婚と恋愛は別物」をつぶやくと 恋の裏表を知る大人、みたいな風潮があって どうにも安易すぎる、と常々思っていた。
だいたいが、 結婚がゴールだとか 結婚したら安定するとか そういう幻想が未だにまかり通っている。
結婚とは、「破壊と再生」である。 それは何度でも破壊される。 そして再び、恋愛を通過して再生する。
この「破壊と再生」に耐えるだけの 強い結びつきを感じた相手とこそ 結婚するべきであると、私は思う。
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