|
2005/09/07(水)
宮沢りえは、宮沢りえである。
|
|
|
そごう心斎橋本店が、新装開店する。 昔の心斎橋筋を再現したレトロ調のフロアを作って ライカのカメラやギブソンのウクレレを売るという。
キャッチコピーは「なにわ遊覧百貨店」。 新生そごうの象徴となる店だけに なかなか工夫を凝らしているようで、面白そうだ。
で、その広告に出ているのが、宮沢りえだ。
デビューしてから一気に上り詰めるまでの彼女は、本当に凄かった。 当時のCM画像をネットから拾ってみたが、確かに、 他にどれだけ可愛い子がいても目立ってしまうのが宮沢りえだった。
単に顔が整っているというだけではない、内面的な何かが、 彼女をそれまでのアイドルとは一線を画した存在にしていた。 人気絶頂時のヌード写真集発売など、パイオニア的な部分も多い。
正直、痩せてしまって心の底からガッカリしたのだけれど 幾多の挫折を経て辿り着いた最近の微妙な表情は デビュー当時とは違った、不思議な魅力を放っている。
そんな彼女が、レトロ調に着物を着こなして 明るい表情でポーズをとっている。
既に若くはないし、昔のように突き抜けた明るさではない。 でも、色々あったけど、今も悪くない。結構いい感じだよ。 そんな彼女の歴史と、そごうの再出発を重ねたのだろうか。
見ていて色々考えてしまう、そんな広告だ。 そして、そんな味わいが感じられるのは、 そこに宮沢りえがいるからなのであった。
|
|
|
|