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2005/10/30(日) くるくるまわる。
今日はダンスを観た。

前の列がデス電御一行様だったので
?と思っていたらダンサーの一人が
山村涼子さんだった。多才な人だ。

冒頭のシーンが一番好き。
全員が薄暗がりの中で円を描いて
回っている。終わりの無い回転行進。

人が列になって円になって
ぐるぐると同じところを回っている。
曲もループしてずっと繰り返し続ける。

ああ、そういうのが好きだな。
意味とか理屈とか抜きにして、回るのはいい。
ただ回っているだけで、気持ちいい。

お茶っ葉が無くなったので
誰かにもらったお茶の缶を開けてみると
思いがけず素晴らしい味と香りで、暫しの幸福。

保坂和志の小説のように一日が過ぎる。
川上弘美の小説に出てくるような人に出会う。

多分僕が芝居の新作に取り組まないのは
芝居より人生のほうが面白くなっているからだ。
芝居を観なくてもやらなくても、色々なことが起こる。

それでも芝居のことを諦めたわけではなく
「がっかりさせないでくれよ・・・」と祈りつつ
時折劇場に足を運んでは複雑な気持ちになってしまう。

作りたいのは多分、ただ気持ちのよいものだ。
悲しいところとか、怖いところとかを含めて
予測のできない気持ちよさに溢れたものに出会いたい。

あるいは予測できてもなお出会いたいと思うような
気持ちのいい時間に手触りに触れたい。

そんなことを思いながら熱いお茶を飲む。
本当に美味い。上品な色と香り。

湯気を眺めながら、春と秋について考える。
気持ちのいい季節だった。

自然とか、空気の美味しさ、夜空の美しさとか
そういうものは確実に、昔のほうがよかった。

今、確実に昔より素晴らしいものは何かと
お茶を飲みながら考える。

このお茶は美味い。とりあえず、それは確かだ。

2005/10/25(火) 時は流れる日は暮れる。
クロムの芝居が終わってしばらく経つ。
久しぶりにクロムのホームページに
行ってみると、シカタコウキ君撮影の
舞台写真がアップされていた。

流石に上手い。
あと、私の写真はやはり
浅田さん中心だったことがよくわかる。

ところで、クロムのトップページから
「ボーグを脱げ!」写真集へと飛んで
「ボーグを脱げ!」という文字の下にある
Kohki というリンクをクリックすると
シカタコウキ作品集のページへと飛んだ。

・・・ハンパじゃない作品が並ぶ。
これまで、私の写真の心の師匠は
フライヤーのデザインをしてくれていた
向井さんただ一人だったのであるが
今日からはシカタコウキ君も心の師匠だ。

いい写真が撮りたいデジカメ一眼が欲しい。

ところで、クロムのメンバー周辺で
東京へ移り住む人がチラホラ。
ノムミちゃんが既に引っ越したのを
彼女のブログで知る。

一緒に芝居でもやってないと
芝居関係者の消息はよくわからなくなる。
「真夜中のヒゲの弥次さん喜多さん」を買う。
今回はヒゲ付きだ。

一時期、芝居でよく使われていたザバダックは
今で言えばエレクトロニカとかフォークトロニカに
分類される音なのだと思うが、そのジャンルでは
久しぶりにとてもいい感じの人が出てきた。

芝居で使いたいが、芝居の予定が無い。
山のように使いたい曲とアイデアが溜まってきたが
出演してもらいたい人は皆東京に行ってしまう。

私が芝居をする動機というのは
基本的にいい役者さんと組みたいというのが第一で
いい役者さんは東京に行ってしまう傾向が強い。

逆境、というわけでもないが
逆に色々なことがリセットされてきて、
最近妙にやる気が出てきた。

現実的に可能なことを現実にしていく
という手もあるんじゃないかと最近気付いた。
睡眠不足で頭が思考停止を繰り返していたのかも
知れないと思いながら、額から流れる血を拭く。

夜は夜で
虫歯になりそうなくらいチョコレートを食べ
虫歯を防ぐため同じ量のキシリトールガムを食べる。

スコットランドの友人から手紙が届く。
中国でガラスを割られた日本の会社の写真が届く。
割られたガラスの破片が道端に落ちていたので
持ち帰ろうとして手を切って指から血が出る。

その血が地面に落ちて日の丸のようで
なんだか政治的な芝居のようだと妙に感心して
その写真も撮って同封して日本に送る。

今日の日記は意味も無く長いが
そういう日があってもいいんじゃないか
だって地球は丸いんだからまた朝は来るだろう。

夕暮れ時の街を歩いて写真を撮りまくる。
いくつかの写真はここに載せて公開して
残りは親しい人にだけ見せてあげるとしたら
見せて欲しいと言ってくれる人が親しい人だろう。

カリフォルニアという語感が好きだ。
今女子高生とかの間では方言が流行っているらしい。
以前から自分のことを「うち」という女の子は結構いた。
うちは、自分の好きな語感の言葉を喋りたいんよ。

週末から急に寒くなって、季節はもう冬だ。
春と秋は完全に消滅して、夏と冬の二季になった。
消え去った春と秋の記憶を辿りつつ
草の上で寝転ぶことのできる季節を懐かしく思う。

もう寝転ぶことはできないけれど
風は冷たく人々を部屋の中に押し込めようとするけれど
走って転んで擦りむいて、膝から流れる血。
風が、ジーパンをまくった膝に当たって冷たい。

東京より、カリフォルニアに行きたい。
パリに行きたい。オーロラを見に行きたい。
南の島で眠りたい。夢の中で宇宙遊泳がしたい。

遭いたい人に遭いたい。
秋の落ち葉をサクサクと踏みしめながら
ああ、もうすぐ冬が来て雪が降る、と思いながら。

2005/10/19(水) イ・ウンジュのビデオを観る。
17日の日記に書いた、地上デジタル波放送について
興奮さめやらずのまま周りの人に喋りまくっていると
「でも、電化製品って5年くらいで買い替えるでしょ」
という人がいて、驚いた。

そうなのか、みんなそうなのか。
みんな5年くらいで買い替えてるのか?
だから電器屋は電器業界はあんなに次々と
シーズンごとに新製品を出して売って儲かってるのか?

DV以前にあった8ミリビデオのカメラや再生機は
今はどこにも見当たらない。カセットテープの再生機も
安いラジカセか、高級オーディオにしか残っていない。

テープからディスクへ。
ビデオテープも、やがては消えていくのだろうか。

話は突然変わるが、
イ・ウンジュの出演する映画を
どこかで特集上映でもするかとずっと待っていたのに
何も起こらないので、遂に未見の作品をビデオで観た。

「オーマイDJ!」という作品である。

現在「四月の雪」で
ペ・ヨンジュンと共演しているソン・イェジンが、
イ・ウンジュにとっては良きライバルであったと思う。
彼女たちのキャラクターは、ある意味対照的であった。

どこまでもまっすぐなソン・イェジンに比べて、
イ・ウンジュはいつもどこか屈折した役柄を演じていた。
笑っていても、ふと気がつくと、どこか寂しげな女性。
そういう役柄では、イ・ウンジュの右に出る者はいなかった。

ソン・イェジンのまっすぐさもとても眩しいが
イ・ウンジュがふとしたときに見せる、寂しげな表情には
まさに心臓を撃ち抜かれてしまう。ダメージを受けてしまう。
その寂しさは演技を超えて、イ・ウンジュ自身のものだからだ。

昼のソン・イェジンと、夜のイ・ウンジュ。
太陽のソン・イェジンと、月のイ・ウンジュ。

「オーマイDJ」でもまた、イ・ウンジュはそういう役である。
画面に出てきただけで、泣きそうになる。
彼女は本当は、この世にはもういないのだから。
だけどこらえて、画面を見つめる。

彼女はなかなか笑わない。
笑っても、その奥に寂しい顔を持っている。
寂しい顔の後、笑顔を見せるとほっとする。
雨の後に、晴れ間が射すように、天から世界が明るくなる。

彼女を笑わせるには、どうしたらいいのか?
きっとそればかり考えてしまうだろう。
画面の中の世界で、生きはじめてしまったとしたら。

2005/10/17(月) 地上デジタル波放送に、怒る!
ず〜っと欲しいと思ってた
HDD&DVDレコーダーを
遂に購入しようと思い立ち
電器屋でカタログを集めてきた。

電化製品を選ぶために
カタログを眺めている時間というのは
それはもう独特の楽しさに溢れている。
しばらくの間、幸福な時間が続いた。

ところが、ふとあることに気付いて
気になってあちこちめくっても
どこにも何も書いていないので
仕方なく、メーカーに電話してみた。

「地上アナログ波放送は
 2011年で完全に終了すると
 書いてあるんですが、デジタル
 放送になると、このレコーダーは
 使えなくなるということでしょうか?」

「使えなくなる、ということではありません。
 地上デジタル波チューナーを別途にご用意
 いただき、レコーダーの外部端子に接続して
 いただければ、番組の録画は可能です。」

「HDD&DVDレコーダーを買おうと思った
 理由の一つは、予約がとても便利だからで
 テレビ画面に番組表が出てきて、カーソルで
 番組を選べばすぐに予約できるからです。
 この機能は、外部チューナー接続後も
 継続して使えるようになるのでしょうか?」

「外部チューナー接続の場合は、チューナーの
 電源を入れたままにしておくか、もしくは
 タイマー予約で目的のチャンネルで起動して
 同時にレコーダーでも外部入力を選択して
 タイマーで録画予約していただくことになります。」

「それはもう、いきなりとんでもなく不便になる、
 ということですよね。」

「・・・現在、地上デジタル波チューナー付の
 新機種も発売されておりますので、
 よろしければそちらをご検討されては・・・」

「アナログチューナー型の3倍近い価格の製品
 ですね。それ以外の製品は、5年後には確実に
 使えなくなる、もしくは超不便になる、という
 ことになると思うのですが、そんなことは
 カタログのどこにも書いてありませんよ」 

そして私は、暗澹たる気持ちで受話器を置いた。

アナログチューナーしか持たない
テレビ、ビデオデッキ、
そしてHDD&DVDレコーダーさえも、
5年後の2011年以降は
単体では使い物にならなくなる。

テレビもビデオも見ない、
という家庭以外の全国民が
5年後にはこの事態の影響を受ける。

だけど、なんだかそのことが
嘘のように伏せられたまま
アナログ製品が販売されている。

5年後には恐らく、
あらゆるメディアを使って告知がなされ
国家規模の大量の買換え需要が発生する。
家電業界は大いに潤うに違いない。

けれど、それはまだ5年先の話。
それまでは、誰もデジタルのことを
考えないように仕向けて、5年しか使えない
アナログ製品を売り続ける。

現在売られているそれらの製品もまた
5年後にはきちんと買い換えてもらうために。

2005/10/15(土) 滝川クリステルは笑わない。
滝川クリステルの真似をする木村カエラが
誰かに似ているな〜とずっと思ってたら
フジテレビの内田恭子アナだった。

要するに、
木村カエラをアナウンサーぽくすると
内田アナに似てくる、ということか。

内田恭子アナは、凄く人気があるらしい。
最大公約数的な要素を色々持ってるので、
広く人気を集めることができるのだろう。

だがやはり気になるのは滝川クリステルだ。
報道番組では基本的には年配の男性が、
ごくたまには年配の女性が中心にいる。

しかし、現在28歳である彼女は
画面の中ではいつも右前方でアップになっていて
松本方哉は左奥でピントもぼけたように遠い。

はっきり言って、滝川クリステルが中心である。
なのに、彼女は内田アナと違ってほとんど笑わない。
基本的に無表情で、たぶん面白いことも言えない。

そしてそれは、
そういうポジションにいるからではなく
本当にそういう人なのだという気がしてならない。

にもかかわらず、彼女はとても魅力的である。

憂いを帯びた表情で、
どこを見てるのか分からない目線で、
何が楽しくて生きているのか分からないところが。

ちなみに、今回「滝川クリステル」で検索して
こんなサイトを見つけた。

http://funapon.info/chri/

ニュースJAPANから毎日画像を取得して
アップしているマメな方のサイトである。

こういう人を生み出してしまうような
不思議な魅力を、彼女は放っている。

友達になってもきっと会話は弾まないし、
彼女だったらどうしたらいいかわからない。

だけど何かの拍子に、テレビでは観ることのできない
彼女が心から笑う表情に出会うことができたなら・・・。
そんな奇跡のような瞬間が存在する可能性が
この宇宙にはあるのかも知れない・・・。

そんなことまで考えてさせてしまう滝川クリステルだが
テレビではやっぱり笑わない。基本は無表情だ。
そしてその点こそが、笑顔のアナウンサーばかりの
世の中では貴重とも言える、彼女の魅力なのだと思う。

2005/10/13(木) 加藤ローサvs木村カエラ
木村カエラがテレビで
滝川クリステルの真似をしてた。

普段はそんなに思わなかったが
滝川クリステルなカエラは可愛い。

加藤ローサも、普段は別にだが
CMになると人が変わったようになる。

二人とも顔が整ってて可愛い。
そして、名前がカタカナ。

だけど、
喋ると何故だかあんまり面白くない。

・・・・・・。

ベッキーの勝ち!
いやいや、
土屋アンナの勝ち!

にしても!土屋アンナを見るためだけに
「ベルリンの鐘突きカビ人間」の
高〜いチケットを買うべきか?

・・・悩む!
きっと席遠いし!出番少なそうだし!
やはり「下妻物語2」を待つしかないか?

2005/10/11(火) シャラポワという名前。
シャラポワに会える!
みたいなイベントがある。

安藤美姫に会える!
みたいなイベントもある。

いやー、もう完全にアイドルです。
美人も可愛いも街に溢れているから、
アイドルになるには、運動神経がポイント?

それにしても
シャラポワ、という名前は
生まれてこの方、彼女以外聞いた事が無い。
やっぱり、珍しい名前なのだろうか?
それとも、日本人に馴染みが無いだけか。

若くて強くて美しくて
もう兼ね備えすぎててしょうがない。

だけど名前が、シャラポワ。
なんとなく、この名前で得してる気がする。
響きが柔らかくて、完璧さを緩和してくれる。

シャラシャラシャラシャラ・・・
ポワポワポワポワ・・・

シャララ、シャンララ、シャラララー
ポワワン、ポワリン、ポワワワー

決めた!
シャラリンとポワリンという
キャラクターグッズを作ろう!
ついでにミキティも作っとこう!

シャラリン・スマッシュ!
ポワリン・バックハンド!
ローリング・ミキティ・4回転!

テレビに向かって、
世界の中心で好き勝手に叫ぶ!
シャラララポワワワ言いながら
一人で調子に乗って盛り上がる!

いやぁ〜勝手に名前をつけるのって
楽しいなぁ〜明日から朝刊に四コママンガ
「シャラリンポワリン!エースを狙えば?」
を連載しようかなぁ〜させてくれるかなぁ〜

2005/10/09(日) 旅の途中、夢の途中。
>人が1日で読む本に3日かかる。
>数学はまったくダメ。
>ほとんどの運動がダメ。

>ただし、映画となると目の色が変わり、
>のどを鳴らしてじゃれる猫そっくり。
>映画の仕事で働いて、その映画の会社から
>爪(つめ)のアカほどの給料をもらえればいい、
>と中学生のころから覚悟した。

>1日2食覚悟。妻も子も持たぬこと覚悟。
>ただもう映画だけにしがみつこう。  
>88歳で、なお現役。1日1本の映画を見る。
>見逃すと、宿題をさぼったみたいに後悔する。

>1日が過ぎれば、手帳の1日に赤線を引く。
>1日生きた、と。

・・・以上は、
淀川長治さんについて書かれた文章の一節です。

最近何故か、岡本太郎とか、淀川長治とか
今はもういない昔の人が、妙に懐かしくて。

あれだけの才能があった岡本太郎さんが
テレビとかではわざと変な顔をして見せたり
淀川さんも日曜洋画劇場の時には、
「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」と
お茶の間向けにキャラ立ちさせてみたり。

昔はよかったなどとは言いたくないけれど
あの人たちにまた会いたい、と思ってしまいます。

そんな時、上記の文章を発見しました。
そして、このWEB日記を書きながら、
なんだかずいぶん昔から一日に一つは新しく
何かを見たり聴いたりせずにはいられない
そんな自分の性分に改めて思い至りました。

手帳に赤線を引くわけではないけれど
今日一日、何も無かったと思いながら
眠りにつくことがなかなかできなくて
ついつい本や雑誌をパラパラめくったり
ラジオに耳を傾けたりして夜更かしする。

いつからか見るものの中に演劇が加わって
自分が何かを作っている時間も含めて
映画館や劇場やCDショップの試聴ブースで
今夜もまた、旅は続いていきます。

映画「メゾン・ド・ヒミコ」の中で
オダギリジョー演じる美しいゲイの青年が
死の床にいる恋人の命が、大切なものが、
少しずつ消えてゆくのを見つめながら

「欲望なんだよ。
 欲望を無くしたらおしまいなんだ。
 もう生きていたくなくなるんだよ。
 俺は、欲望が欲しいんだよ。」

・・・多少台詞は違うかもしれませんが
そんな意味のことを言います。

死ぬまで毎日必ず1本は映画を見たい。
例えば、そんな欲望を持ち続けること。
あるいは、誰かと心がつながっていたい。
そんな実感を持ち続けていたいと願うこと。

欲望は人それぞれ、その深さも様々ですが
欲望の対象の喪失は、やはり恐ろしいことです。
私はオダギリジョーの台詞を耳にして
本当に他人事とは思えませんでした。

旅をすること。何かを探すこと。
そして、この世の果てについて考えること。
きっと、ずっとそれらをやめることはできないし、
やめたくないと思っている自分がいるのです。

2005/10/07(金) スターウォーズが終わった。
SW3がなかなか観に行けなくて
気がついたらどこの映画館でも今日で終了
ということで、あわてて映画館に駆け込んだ。

基本的に、全編を通して
アナキンがダース・ベイダーになってゆく過程が
描かれていく。暗黒面に堕ち、ダース・ベイダーと
名乗り、最後にはあのマスクを被ることになる。

ルーカスの頭の中には
全9話分のストーリーがあって
ダースベイダー誕生までが1〜3話。
ルークがジェダイの騎士となり
シスの暗黒卿を倒すまでが4〜6話。
そしてさらにその先に
7〜9話があるのだが、ルーカスは体力的な問題で
映像化しないと言っているらしい。

確かに、なんと言うか
4〜6話、そして1話、2話とずっと観てきて
今回この3話を観てしまうと、
ものすごく「終わった」感が強い。

この3話の後には
30年近く前に作られた4話が続くわけで
長い長い時間をかけて円環が閉じた気がする。

・・・・・・。

なんとも言えず途方に暮れた感じがして
ああ、劇団が解散した直後の人たちって
こんな気持ちなのかもしれないと思いながら
とぼとぼと夜道を帰っていくのでありました。

2005/10/06(木) ナカたナカ=中田中?
環状線に乗っていると、
電光掲示板に
「中田中田中田中田中・・・」
という文字が続く。

中田あかねさんと言えば
クロムモリブデンを経て
作・演出・出演というスタイルの
トランスパンダの活動へと移った
女優さんであり

たなかひろこさんと言えば
遊気舎を経て
きんのさかなという名前で
活動をしている
長い黒髪が印象的な女優さんであり

クロムと遊気舎という
関西演劇界の異端にして至宝である
劇団にそれぞれの身を置き
退団後は集団に属さず
個人プロデュースで活動し
さらには名前をひらがなにしている
等々、共通点の多いお二人である。

そんな、関西演劇界の
夜の女帝と女王とも言うべき二人が
タッグを組んだ!
当然公演は平日夜のみ!

集まった役者さんたちは
癖のある人ばかり。
そしてお芝居のほうは、
年齢的にはとうに大人になってしまった
でも不器用な人たちの恋愛のおはなし。

出てる人全員がきちんと「大人こども」
になっていて、安心して観られました。
森下君のラブシーンは冷や汗が出たけど。

あと、ダッシュの佐久間京子さんとか
真紅組の阿部遼子さんとか、そして
主演のたなかひろこさんの役柄設定は
今まで見た中でもベストな感じでしたね。

本当のこととか、
中田さんがいつも
喋っているようなことが
全編にわたって散りばめられていて、
でも恋愛関係の部分では、
ありえないツーショットの
ラブシーンが展開して、それはなんだか
こそばゆいような面白さの作品でした。

写真は、丸いケーキのどこかに隠れていて
切り分けて当たった人に幸福が訪れるという、
幸せを運ぶ人形。

10月絵日記の続き


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