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2006/09/06(水)
アンジェラ症候群。
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関西弁で喋るアンジェラ・アキを、初めてTVで見た。
最初に彼女を知ったのはプロモーションビデオで その時の印象は「流石に歌姫歌姫歌姫ばかりが続いて ここで遂にモデル的な要素が求められるようになったのか」 そしてさらに「ビジョメガネ」とは・・・、というものだった。
しかし、関西弁で笑顔で喋る彼女を見て分かった。 彼女の中に、「美人として生きることの困難」が見えた。
この日記をずっと読んでくれている人ならば ここできっとあのことを思い出すに違いない。
あのこと、とは何か? 言わずと知れた「浅田百合子問題」である。
関西で美人女優と言えば 文芸系なら内田淳子さん エンタメ系なら浅田百合子さん というのが宇宙始まって以来の通説であるが 美人であることを前面に押し出して生きている内田さんに対して 美人ですいません症候群、とでもいうべき存在が浅田さんである。
内田淳子と浅田百合子。 正面衝突のバトルが展開されれば浅田さんのKO勝ちかと 思われがちだが、精神的な強さで勝っている内田さんが 言葉と態度によって浅田さんを押さえ込んでしまうのでは ないか、という気がするのは決して私だけではないだろう。
美人ですいません、という意識が 美人であることをカモフラージュするメガネをかけさせる。 関西弁で笑顔を絶やさずに喋るアンジェラ・アキは そういう女子の苦しみを背負っているからこそ じわじわとヒットしてきたのだろう、と思う。
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