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2004/10/01(金)
この世の果て①
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４月に上演した「音楽が呼んでいる」
に出演してくれた冨永茜さんから
手紙が来た。「この夜の果て」という
お芝居に出るから観に来てほしい
という内容だった。
この夜の果て
この世の果て
似ている。
夜を「よ」と読むと音的にも同じである。
以前に、
「この世の果ては、自分の中にある」
という感覚が分かるかどうかが
私にとっての判断基準だ、と書いた。
自分の中に世界の果ての波打ち際があって
時折その浜辺に立って、波の音を聴く。
多分それは夜だ。夜の浜辺に違いない。
だから、この世の果てはこの夜の果て
なのかも知れない。
そういえば昔、「この世の果て」
という名のテレビドラマがあった。
「１０１回目のプロポーズ」で
ブレイクした脚本家の野島伸司が
「愛という名のもとに」「高校教師」と、
代表作といえる２本を放った後、
最初のつまづきを見せたのが
「この世の果て」である。（つづく）
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