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2004/10/15(金) ポツドール
東京の劇団で、
以前から観たいと思っていたのが
シベリア少女鉄道と
このポツドールである。

なんだか舞台上で役者が
ギリギリの状態になるということで、
ああそれは楽しそうだと
期待して出かけた。

ちなみに、今回の公演は
大阪・日本橋の電気屋街に
新しくできた「independent-2nd」
という劇場の落としシリーズの1本
なんだけど、この劇場がいい!

なんか、ちゃんと闇が深い黒い空間で
タッパ(天井の高さ)もあって
ちょっと扇町ミュージアムスクエアを
思い出した。気持ちよかった。

現存する関西の小劇場では
最良の空間かもしれない。

で、ポツドール。

始まった瞬間から大音量のHIPHOP。
ラジカセから流れているという設定で
本当に大音量で流れ続けるので
役者の台詞はほとんど聞こえない。ずっと。

この、ずっと、という徹底性に
大川興業の全編完全暗転芝居に通じる
強い意志を感じた。台詞の内容は聞かせず
役者のテンションと演出だけで、見せる。

役者もまた、役者に見えないというか
みんな本当にチーマーヤンキーチンピラ風で
マジでガラ悪そうで芝居関係者に見えないし
男優の一人は、いきなり下半身丸出しだ。

ガラの悪そうなダミ声怒鳴り系の
HIPHOPがドカドカ鳴り響く中、
8人ほどの男優はみんな目つき悪くて、
その中に胸と目が大きい紅一点の女優がいて
その女優がいつ襲われるかも含めて
何が起こってもおかしくない不穏な空気、
緊張感がずっと最後まで持続する。

なんか、ものすごく怖い演出家が
役者を追い込んで殺伐とした空気を
意図的に作り出しているのが凄いと思った。

演出家の三浦氏を見かけたがやはり、
静かな意志を秘めた、怖い目をしていた。
やるなぁポツドール。
やっぱり徹底してるところは良い!


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