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2004/10/18(月) WALK ABOUT
デヴィッド・ボウイ主演の映画
「地球に落ちてきた男」の
ニコラス・ローグ監督、幻の最高傑作。

これが宣伝文句。
何それ?幻?ローグ?
という声も聞こえてきそうだが
予告編の圧倒的な美しさに誘われて出かけた。

映画の中で、何かが起こっている。
久し振りに、そんな映画を観た。

劇映画というのはつまり、
カメラの前で「芝居」をやっているわけで
「現実」を映しているドキュメンタリーとは違う。
違うはずなのだが、その「芝居」が
虚構を超えて「現実」と化していくような
奇跡的な映画が、時折出現する。

例えば、コッポラの「地獄の黙示録」
あるいは、ヘルツォークの「フィツカラルド」

ほとんど狂気ともいえる執念に憑かれた監督が
もはや虚構とは言えない撮影現場を作り出して
そこにいる全ての人間が、
その中に取り込まれてしまう。
その様子が、フィルムに収められてしまっている。

上記の2本はたぶん、そういう映画だ。
「WALK ABOUT」の監督は
たぶん狂気に憑かれてはいないだろうけれど
色んな要素がこの映画を特別なものにしている。
少なくとも、私にはそう思える。

CGが入り込んだ映画では
絶対にこういうことは起こりえない。
映画の中で、何かが起こっているような映画。
それは、
あの時代だからこそ可能だったのかもしれない。


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