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2004/10/29(金) 幸福な、幸福な、幸福な映画。
以前に

キューティーハニー
下妻物語
スウィングガールズ

の3本が、
この夏の女の子映画
サニーサイド篇3本立だ!と書いた。

で、
最後のスウィングガールズだけが
夏が終って秋になってから公開された。

夏も終って台風が通り過ぎて
なんだか大気が寂しい粒子で満ちてきて
ため息が出る頃に公開された。

哀しい、哀しい、哀しい映画である
「誰も知らない」は
冒頭のシーンがラストシーンにつながる。

最初から最後にどうなるかは分かっていて
最初の幸福なシーンから既にもう哀しい。
そして、結末が分かっていても目が離せない。

幸福な、幸福な、幸福な映画である
「スウィングガールズ」も
最後がどうなるかは予告編で知っている。

けれど、
誰もいない廊下を白いナイロン袋が舞う
冒頭のシーンから、既に幸福感に満ちていて
結末が分かっていても目が離せない。

計画し、実行し、失敗する。
出会う、知る、発見する。

好みもあるとは思うが
ラストに向かう幸福感は
「ウオーターボーイズ」以上である。

シンクロと恋愛が絡む前作と違い
今回の主人公はただひたすらまっすぐに
「みんなでJAZZすること」に向かう。

そして「スウィング」の発見という
「離見の見」の発見に通じる体験が、
その後を支える一つの核になっているのだ。

例えば、
この日記に載せているデジカメの写真も
最初は何を撮っても気に入らなかった。

それが、とにかく撮り続けていくうち
ある日突然普段の風景が、まわりの全てが、
フォトジェニックにこの目に映り始めたのだ。

積み重ねと失敗の果てに
奇跡の体験は突如としてやってくる。
それに勝る幸福感は、そうそう無いように思う。


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