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2004/10/03(日) この世の果てB
で、「この世の果て」に戻るが
もう一つのカップルとして登場するのが
野島三部作のミューズ・桜井幸子と
顔にケロイドを負った大浦龍宇一である。

顔にケロイド、である。
ゴールデンタイムのドラマとしては
タブーすれすれの表現だったと思う。
その大浦龍宇一に、
盲目の桜井幸子が恋をする。
この設定だけで、ため息が出てくる。

この頃の野島ドラマは、抗議の投書を
呼び込むかようなスレスレ感が
他のドラマと一線を画していたように思う。
ただ、次第にそれがわざとらしく
ただのテクニックに見えてきてしまうのだが。

さらには、
サディステッィクな悪魔・横山めぐみ。
彼女がそういう役を初めてやったのが
このドラマだった。

確か、言葉が上手く喋れないけれど
彼女の言うことならなんでもきく
怪力の男を使って、相当ひどいことを
やってた記憶がある。
怖かった、横山めぐみ。

「北の国から・初恋」では、
彼女は可憐なヒロインだった。
毛糸の手ぶくろで
そっとほっぺたに触れるシーンは
永遠にドラマ史に残るとさえ思った。
その横山めぐみが・・・。

つかこうへいが
「風とともに去りぬ」の
スカーレット・オハラを演じたビビアン・リーが、
時を経て意地悪ばばあ役で映画に出ていて
ショックを受けた、という話を思い出した。

ただし、サディスティックな横山めぐみは
可憐さこそ失われつつも、なお美しかったのだが。

その他にも、吉行和子、清水紘治、高木澪と
癖のある役者さんが色々と出ていた。

ドラマとしては、いろんな意味で破綻していて
大丈夫か?野島伸司、と思ったものだが
破綻していたからこそ、細部に魅力があった。

この世の果てのイメージは、やはり浜辺だと思う。
主人公の二人の配役を変えて、浜辺のイメージが
出てくれば、「この世の果て」も、名作と呼べる
ドラマになったかもしれない。(おしまい)


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