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最新の絵日記ダイジェスト
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2006/09/09 大沢@旅日記、引越します。
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2004/11/20(土) ストーカー、ノブクニ。
稽古が終るといつも、
歓迎されないメールを女性に贈る・・・。

2004/11/19(金) ナイスガイ!ノブクニ!
クロムで一番の技巧派と称される彼。
常に用意されたメモには、理論と薀蓄が満載。

2004/11/18(木) 笑うノブクニ。
クロムの信国くん。

2004/11/17(水) ツーリング野郎。
忙しくて稽古に行けない日もある。

どうしてこんなに忙しいのか?
この忙しさに意味はあるのか?

そう考えると虚しくなってくるので
9月に買ったバイクにまたがって
冷たくなった空気の中を走り抜ける。

御堂筋を走っていると
原チャリに乗った齊藤桂子に会う。
ヘルメットを被ってはいるが
大声で鼻歌を歌っているのですぐに分かる。

サイゼリヤで
ワレタさんと森下君が真剣に話している。
背中合わせのテーブルでは
青木さんが二人の会話を盗聴しながら
こっそりと台本を書いている。

モデルのSHIHOそっくりな女の子が
乗せてくれというので後ろに乗せる。
走りながらはしゃいで動くので危ない。

土屋アンナそっくりの女子高生が
歩道橋の上から僕らを見ている。

夕闇が迫ってきて、
SHIHOそっくりの女の子は
いつの間にか眠っている。
雨が降ってきて橋の下で雨宿りして
そのまま二人で眠ってしまう。

目が覚めると一人だ。
まだ夜は明けていない。

ワレタさんがこっそりランニングしている。
森下君は牛乳を飲んでいる。
チヒロ君はバイトが終って家に帰る途中
コンビニでポテチを買う。

バイクを止める。
バイクを捨てる。
SHIHOそっくりの女の子を探すが、
見つけたのは土屋アンナそっくりの女子高生。

バイクが夜露で錆びついていく。
土屋アンナそっくりの女子高生は一人暮らしで
二人で炬燵に入って新しいドラクエをする。
バイクは鉄屑屋が少しずつ分解して持って行ってしまう。

二人で黙ってドラクエをやる。

外は冷たい風が吹いている。

2004/11/16(火) 女優サマ。
ではその、「女優サマ」の定義とは何か?

滅茶苦茶古臭い言い方に聞こえるかもしれないが
役者というのは、夢を売る商売である。
どんな生活をしてるかとか、何を食べてるのかとか
そういうのが見えないほうが、むしろいい。

例えば、最近の女優さんはすぐに
「お金が無い」とか「貧乏で」とか言うが
それを言ったらおしまいである。夢も何も無い。
そういうことは言わずに、男に貢がせてこそ女優である。

僕に「女優サマ」について語らせると相当長くなるので
今日はこれくらいでやめておくけれど
稽古場で見ていて、やっぱりワレタさんは凄いと思った。
女優として今、絶好調じゃないだろうか。

そして中でも、ワレタさんはクロムに出てる時が
ダントツで良いのである。
そのうち東京に行ってしまいはるかも知れないので
見るなら今のうちかも。

2004/11/15(月) ワレタさん。
随分前に、森下君とワレタさんが出ている芝居を
扇町ミュージアムスクエアで観た。
その時の感想を正直に書くと、
なんかイヤな感じの女優だな、という印象だった。

その後、京都に芝居を観に行くようになり
当時人気急上昇中だった某劇団にワレタさんがいて、
この劇団は男性中心の芝居作りで女優は添え物的なので
いつも同じような役であまり印象に残らないままだった。

そして、しばらく見ないうちにその劇団をやめて
フリーになったワレタさんを、アイホールで見た。

別人かと思った。
こんないい女優さんだったのかと、驚きに包まれた。

で、今回共演できることになって分かったことがある。
ワレタさんは、最近少なくなった「女優サマ」である。
関西の「女優サマ」は、あと内田淳子さんくらいだろう。

2004/11/14(日) そうそう。
今回、クロムモリブデンに出ることになったので
役者さんなど紹介していこうかと思っていたのに
忙しすぎて忘れてしまっていたことを思い出した。

今回のクロムは、僕以外に客演が2人いる。
4月のニュートラルにも出てもらった齊藤桂子さんと
最近クロムに出続けている、奥田ワレタさんだ。

奥田ワレタ。
これは本名なんだろうか?
そんな謎も抱えつつ、
明日はワレタさんについて書こうと思う。

ちなみに、この日記は
写真を1日1枚しかUPできないので、
いくつも写真を載せるためには
文章を小分けにして書いていくしかない。

blog にすれば何枚も写真が使えるらしい。
う〜ん。やっぱり blog にするべきか?

2004/11/12(金) 気がついたら・・・
全然日記書いてない!

いや、色々書いてるんだけど
ここの日記は更新してなかった。

千年枕のこととか
新宿梁山泊のこととか
どうして鹿殺しは東京に行ってしまうのか?
とか色々書こうと思ってるうちに日が過ぎた。

デザイナーの向井さんから
ここをblogにしたらどうか?と提案される。
でも、blog のことがよくわかっていない。
すごく流行ってることしか知らない。

トラックバックって何?

いろんな blog を見てると、
日記と掲示板とリンクリストが
合体したような印象を受ける。

どうして流行ってるのか?
立ち上げ・更新が簡単なので
誰でも自分のHPが持てるから?

なんだかよくわからんけど
もしかしたら、ここも blog 化するかも。
年末年始あたりでデザイン変更になるかも。

2004/11/05(金) ぴらんでっろ
黒テントという劇団が
数年ぶりに神戸に来た。

黒テント自体にはあまり興味は無かったが
演目の原作がルイージ・ピランデッロの
「作者を探す六人の登場人物」だったので足を運んだ。

題名からして、ベケットとかイヨネスコとか
いわゆる不条理な人たちの仲間?
あるいは寺山修司あたりの友達?という感じがする。

ちなみにこの作品は、
歴史的にはかなり有名らしいにも関わらず
あまり上演されてこなかったように思う。
ずっと観たいと思っていたのに叶わなかった。

舞台上は最初から最後まで、
ギリシャ悲劇「オイディプス」を上演予定の
とある劇団の稽古場兼劇場、という設定である。

ここに、「作者を探す六人の登場人物」すなわち
父、母、二人の息子と二人の娘の6人家族が
全員黒い喪服に身を包んでやってくる。

彼らの主張は簡単に言うと、こういうことである。

・私達は、
 書き上げられなかった作品の登場人物である。

・私達は、
 私達の身の上に「実際に」起こった出来事を
 劇として上演してもらうため、作者を探している。

そして彼らは、劇団の演出家を説得して
自分達の物語を上演してもらおうとする。
しかし、彼らと劇団員との意見はしばしばすれ違う。

劇の終盤近くで、叫ぶような台詞がある。
「あなた方にとっては、これは劇という遊びにすぎない。
 けれど私達にとってこれは、実際に起こったことなんだ!」

そしてついには、彼ら6人のうちの最も幼い娘と息子が
劇を上演する中で「本当に」死んでしまい、作品は唐突に終る。

この作品は、確かにマスターピースだと思った。
有名なだけのことはある。面白かった。

演劇は常に、現実の事件をネタにする。
ネタにするだけで、別にそれを解決するわけではない。
ただ、舞台の上での遊戯のネタにする。それだけである。

ではもしも、ネタにされた事件の当事者が
舞台に上がってきたとしたら、どうだろう?
そんなんじゃない!私達の「現実」を、
勝手に「演劇」らしいスタイルにして満足するな!
と言い出したら?

そのあたりの、演劇の胡散臭い部分を
これほどストレートに語る作品は観たことが無かった。

「私の役を演じるあなたに、私があの時感じた気持ちなど
 分かるわけが無い。ただそれらしく見せているだけだ。」

日々、様々な事件が起こっている。
事件は物凄いスピードで消費されていく。
それを題材にする演劇が、時々虚しく思える。

2004/11/02(火) BODY
実は、「離見の見」を体得した時には
ある意味理想的な環境があった。

朝起きて、朝食を食べて稽古場に行き
一日中稽古。そして風呂に入って寝る。

これが3週間くらい続いた果ての
奇跡的な「離見の見」の体験だった。

睡眠以外の全ての時間が
役者することに捧げられていた。
今考えると、非常に幸福な状態だった。

これに比べて現在の日常はというと
多くの時間が演劇以外のことに奪われ
残っている時間と体力はごく僅かである。

4月の森崎進も、こんな状態だったはずだ。

ネットニュースで、世の中の有給取得率が
どんどん低下している、という記事を読む。

リストラで人が減ったにもかかわらず
仕事が増えてきていることの結果だそうだ。

どうやったら「離見の見」が可能になるのか?
その回路を手に入れたのは、すごい喜びだった。

だけど、それを可能にするためには
カラダをそこまで持っていかなければならない。

それが分かっているにもかかわらず
カラダには別の疲労がたまっていく。

カラダで反応できないから
脳でコチョコチョつまらないことを考える。

まあ、悪循環、というやつである。そして、
このジレンマをどうするかが、今回の課題である。

11月絵日記の続き


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